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若者の目的を後押しする指摘

自分に足らないものが何かってことについて、あんたも思いを馳せることがあるかい?

俺たちくらいのオッサンともなれば、足りないってのは当たり前で、そのことに対して焦燥感にさいなまれることもなく、ただただ感覚が麻痺しているってのが普通の状態だと思うんだよな。

使えるお金が足りない。
仕事に対する経験値が足らない。
ヒトと会う回数が足らない。

そのどれもが俺たちにとって「そんなもんだ」と諦めている自分を感じる時ってないかい?

今回は、諦めない若者の書いたnoteを見てオッサンが感じたことを記録する回だ。

諦めたらそこで試合終了ですよ?
安西先生も言ってたもんな。

若者が得ようとしたもの

今回このnoteを書くきっかけをくれたnoteがこれだ。

前にも一度取り上げさせてもらったさいとうしほさんのnoteだね。

今回、西野亮廣さんのオンラインサロンであるエンタメ研究所の関連イベントとしてプペルバスという移動式展覧会が催されたんだ。

プペルバスそのものは山口修平さんという方がクラウドファウンディングで資金を集めて実現した企画なんだけれども、そのプペルバスを若者だけでイベント運営しようってのが今回の企画の趣旨らしい。

若い世代が経験値を全力で取りに行っているってことだね。
この経験値がどのように活用されていくのかってのは、実際のところ俺たちオッサンの経験値とは別のベクトルになるので、正確に評価することって出来ないんだけれども、少なくとも俺の経験の中にはない情報をこの若者たちはゲットしているってのは間違いないんだよね。

目的を共有した上での西野亮廣さんの言葉

で、このさいとうさんのnoteの中でオッサンの心にグサッてくる表現があったんだよ。

悔しくてしょうがなくなって、皆が盛り上がる中、一人Candyを出て泣いていました。
そこで、頑張ろう、また変わろうと決意しました。
・・・そしてCandyに戻ろうとした時、衝撃の光景を見ました。
Candy前に何故か人がいて、タバコでも吸ってるのかなぁと近付いたら
・・・なんとその人達も泣いていました。
そこで、西野さんの話を聞いて「悔しい」と思ったメンバーが自分一人だけじゃないことに気づきました。
しかも、全員今回のプペルバスで活躍したメンバーでした。
出典:さいとうさんの上記note

なあ、あんたが最後に流した悔し涙っていつごろだったか覚えているかい?

この西野さんの話ってのが「考える量が足りない」って話だったらしい。
25歳以下の若者たちだけで運用されるイベント。
しかもイベントを運営するプロの経験値がほとんど注ぎ込まれない状況の中で考慮漏れが起きるのは当たり前のこと。
そこを「しょうがないよ」って慰めるのは簡単かもしれない。
でもその言葉を発してしまったら、この若者たちが全力で得ようとしている経験値を半減させかねない。

それを加味しての言葉だったんだろうね。

ポイントは考える「量」の不足を指摘したってところだと思う。
「質」じゃなくてね。

「質」の悪さを指摘したとしても、それはそれこそ経験値によって上げていく部分が多いので、何かを改善するために若者たちがする努力ってのは経験をするということになる。
で、今回のイベントで若者が得ようとしていたのがまさに経験値なので、すでに対策が完了しているって状況しか生み出さない。

ところが「量」を指摘することで、若者たちはイベントを振り返ることで「足りなかった考慮」を真剣に考える切っ掛けをもらえたことになるよな。

この西野さんの指摘によって、若者たちは同じ経験を2度3度と振り返ることになる。
つまり、同じ経験を何度も振り返ることになるので得られる経験値が2倍3倍に増えることになる。

ただでさえスゴイ経験値を得ているところを2倍3倍に増やしているってわけだ。

若者たちの目的を踏まえたら、この指摘しかないってくらいポイントを抑えた西野さんのコメントだったんだろうね。

そして、そのコメントの意図をストレートに捉えた若者たちの悔し涙。
諦めない若者の姿そのものだよな。

その姿を見て応援したいって思う自分。
それと同時に焦る自分。
そして、なによりも諦めかけている自分。

結構な感情を刺激してもらっているんだよな。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちはこの若者たちと語り合うことが出来るんだろうか?

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