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俺以外のヒトが若者に向けた言葉
あんたは仕事をし始めた頃のことを覚えていたりするかい?
ホント俺なんかは勢いで過ごしていたような気がする。
鼻歌交じりに仕事して奇異の目で見られていた気もする。
とりあえず、先輩方に「めんどくせぇやつだなぁ」って思われていた気がする。
それでも「アイ・アム・ジャスティス!」って感じで全部が全部に突っかかって行った気がする。
いやはや、ホントめんどくせぇやつだな。
何もわかってないくせに、「わかってないのはあんたらだ!」って新人。
それでも生暖かく仕事をくれていた先輩・上司の皆さんには感謝しか無いよな。
今回はとある若者の悩みを眺めながら、自分のワカゾーだったころを振り返る回だ。
ちっとオッサンの戯言に付き合ってくれよな。
悩める若者
今回この事を考えてみようって気にさせてくれたnoteがある。
猫背の犬ってお名前はなかなかにハイセンスだよな。
猫背の犬さんは入社一年目ってことなのかな?
で、配属後の仕事で山積みの課題を必死になってこなしてたんだそうだ。
想像だけど、残業時間とか制限が結構あるなかで対応していると思うから、俺たちワカゾーの頃みたいに根性で何とかするってのは難しいと思うんだ。
その中で結果を出さなきゃってプレッシャーってのは結構エグいものがあるよな。
そんな環境の中で力不足みたいなものに苛まれているってことらしい。
おおう、なんつーかシンプルに応援したくなるやつじゃんか。
ちなみに猫背の犬さんが書いてくれている、誤字脱字やら、事務ミスやら、連絡モレなんつーのは、四半世紀働いてても起こすことはある。
ってか俺のnoteもまあまあな誤字脱字だらけだもんな。
「考えろ」という上司の言葉
なにげに猫背の犬さんのこのnoteで俺の感情に訴えかけてくれたところは、上司に「考えろ」と言われたくだりだった。
御本人はその話を「自分の考えが不足している」って捉えているってことなのかな?
そのくだりの中で、俺としては上司のヒトが言った「俺の思う答えを当てに行くな」って言葉が真実を指している気がするんだよな。
なんでそんなことを上司のヒトは言ったのか?
これもたぶんだけれども、この変化をし続けている世界で、上司のヒトが捕まえられている正解だけではワリカシすぐに仕事が成立しない状況になることを感じているからだと思うんだよな。
俺たちの親の世代がワカゾーだった頃、世の中にはシステムエンジニアなんて職業は成立していなかったと思う。
俺たちがワカゾーの頃にはYouTuberなんて職業が成立するなんて想像も出来てなかった。
おそらくは10年もしないうちに、今は誰も想像もしていないような仕事が出来るんだろう。
そんな感じで、世界の変化スピードはめちゃくちゃ早くなっていく。
その変化スピードに対応するためには、作戦を練るヤツを増やしていくしか無い。
と言ってもいきなり仕事をしたこともないやつが仕事の作戦を練れるはずもない。
なので、取り急ぎ成功体験を積み上げさせることが重要で、手元の仕事について成功させていくしか無いんだけれど、その成功を手に入れるって体験は「自力で手にした」って感覚を持てないと、継続できないんだよな。
俺の持論なんだけれど、「失敗から学べるやつは天才っていうやつだ。普通のやつは成功からしか学べない」ってのがある。
なので、俺みたいなやつは成功を積み上げていくしか無いんだけれど、その成功が「上司からの指示」で生み出されているって思ったら、その上司が時代の変化についていけなくなったときに絶望するしか無くなっちまう。
そいつはなんとしてでも避けなきゃならん。
それが俺たちオッサンが感じることなんだよな。
なので、若者に考えてもらう。
これからの時代の変化に対応する「成功体験」を積み上げてもらうために。
だって一握りの天才だけじゃ世の中を回していけないんだもんよ。
そう言うことを猫背の犬さんの上司のヒトは言いたかったのかなあと思ったんだよね。
なあ、あんたはどう思う?
若者はそんなオッサンの思いをどう受け止めれば良いんだろうな?