見出し画像

笑顔の価値

あんたの会社でも自分の顔写真を登録するシステムがあったりするかい?

俺の会社の場合、社員証に乗せるための写真があって、それがシステム上での自分の写真に設定されているんだけれども、この写真についてちょっとびっくりする業務指示がきた。

「今週中に自分の写真を笑顔にするように」

……マジか。

慌てて自分の写真をあさって見るんだけれども、そもそも自分が一人で写っている写真ってのがほとんどない。

今回はこの業務指示に対して悪戦苦闘するオイラの物語だ。

まあ、オッサンあるあるに付き合ってくれよな。

自分の写真がない

あらためて自分の写真ストックを見直してみると、びっくりするくらい一人で写っている写真がない。

俺の写真ストックの中に写っているのは家族の姿ばかり。

そりゃそうだよな。オッサンが自撮りとかちょっちキモチワルイってやつじゃんか。

まあ、たまになんかの集まりに行ったときの集合写真くらいはあるわけだけれども、その写真を加工して作るにしても、なんかめんどくさいしね。

で、ふと考えてみる。
世の中のオッサンどもは同じ状況になってたりするんかね?

SNSに貼り付けられている写真を眺めてみる

そう思ったので自分の身の回りのSNSに貼り付けられている写真を改めて眺めてみると、やっぱそうだ。
自分ひとりの写真を載せているヒトってものすごい少ない。

個人での活動をしっかりなさっているヒトほど、自分ひとりの写真を載せることが多い傾向にあるっぽいね。

その意味ではTwitterで自撮り写真を載っけているヒトよりはFacebookで自撮り写真を載せているヒトが多い印象だ。
それも比較的多いってだけで圧倒的に自撮り写真を載せるヒトが少ない感じがする。

そして自撮り写真を載せているヒトはほぼ例外なく笑顔なんだよな。

これって当たり前のことなのかもしれないけれど、俺にとっては結構な発見だった気がする。

ヒトは笑顔に集うってことなんだな。きっと。

社内に共有される写真を笑顔にする意味

そう考えてみると、社内で共有される自分の写真が笑顔になることってのはデメリットが一つもないような気がするんだよね。

何しろ最初に仕事を一緒にするヒトのイメージが笑顔になることのメリットは計り知れないと思うんだよ。

写真を見て「ああ、このヒト怖そうだなぁ」から入るより「このヒト楽しそう」から入ったほうが仕事がスムーズに進められるってのは道理じゃんか。

で、俺がスゲーって思ったのが、この4月から新組織になるにあたって、所属する社員に対してそのトップが最初に出した指示がこの「写真を笑顔にしろ」だったわけだ。
笑顔の持つ効能を把握した上で、その効能をすべてのメンバーが発揮したらスゴくねって発想は俺には思いつけなかった。
純粋にこの指示について俺は感動を覚えたんだよ。

笑顔の力

実際、自分が眺める範囲には多くの笑顔がある。

テレビに映るヒトたちの表情は笑顔に満ちているし、一緒に仕事をしているヒトの表情が笑顔だと、それだけでたまらなく幸せな気分になる。
それが家族の笑顔だったとしたらサイコーだとも思う。
家族が笑っているのってこの上ない幸せだもんな。

で、逆に考えてみる。
俺の笑顔にも力があるのか?ってさ。

今まで俺は俺自身の表情についてあんまり価値を認めてなかったってのがあるんだ。
誰も俺の機嫌なんてものを重要視してないだろってさ。

でもきっと違うんだよな。
俺たちの笑顔は誰かを幸せにする力を持っているんだ。

そう考えた上で、自分の写真を眺めてみる。
多分、俺はもっと笑っていて良いんだ。

ちょっとした事にも笑っていいし、なんなら誰かの失敗を笑い飛ばしたって良い。
笑いながら「よし、次は頑張ろうぜ!!」って声をかけていい。
失敗を責めるより笑い飛ばしちまう方が絶対に活力を生み出すような気がするもんな。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちの笑顔は誰かの明日を作り上げることが出来ると思うかい?

いいなと思ったら応援しよう!