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文章で物語を書く意味

あんたは小説を書いたりするかい?

ももまろさんがこんな記事に反応をのこしてくれていた。

なるほど。
noteで小説を書くってことの意味みたいなものをあぶり出そうってやつなのかな?

確かにnoteで小説を書いているヒトは一定数いると思う。
今回はこのお題に乗っかって香坂兼人をあぶり出そうとしてみる回だ。

まあ、オッサンの振り返りを眺めていってくれよ。


問1:誰にも読まれない小説を書き続けられるか

俺の場合、小説はホントにすこーししか書いていないので書き続けられはしないってのが答えなんだろうな。

ただ、この間書いてたコレとかは、書いていてすごい楽しかった。

いや、序章とか言っといて次いつ書くんじゃいって言われるとぐうの音も出ないんだけれどさ。
ただ、主人公の田中はまあまあ気に入っている。

たぶん、こういうやつと友達になりたいと俺は思って書いていたと思う。

問2:死後に発表され名作になる小説はあるか

あるんじゃね?
ただ、今の世の中で考えると「反応しても作者に反応されない」ってのはデメリットなのかもなぁ。

でも、ちっと質問とずれるけれど、作者が死んだあとも生き続ける作品はあると思う。

レダとかたまに読み返すもん。

※アフィリエイトは貼っとらんです。めんどくさいんで

問3:作者が亡くなったら作品が読まれなくなるのに小説を書けるか

まあ、読んでるからなぁ。
ってか、最近の小説のほうが俺は読んでない感じすらする。

ただ、問1で書いた俺の小説は書いていてホントオモロかったんだよ。

読まれるかどうかで言えば、俺のこの日々のnoteもそんなに大勢に読まれているわけじゃない。
でも書いてる。

なぜか。

きっといつかの未来で自分が読むから。
きっといつかの未来で家族が読むから。
きっといつかの未来であんたが読むから。

そういうことなんだろうなぁ。

問4:儲からない小説を書く理由

これはどうなんだろうね。

儲からないと断ずることは出来ないしなぁ。
でも、まあ単純に楽しかったんだよな。

何が楽しかったのか。

自分の中にいる別の自分を別の角度で描くことかな。

しかも、それが性別、年齢、属性をバラバラにして書く事が出来る。
コレは結構俺の中でデカい要素だったと思う。

あんたもマンガやアニメ、小説を楽しんでるだろ?

そういう「自分が読みたいもの」を書くのって結構むずかしいじゃん。
でもオモロイじゃん。

そういうこったろうなぁ。

問5:小説を書くのは楽しいか

うん。
楽しいよ。

というか、自分が何をオモロイと思うのかを再確認させてもらった。

問6:SNSの小説は楽しいか

ぶっちゃけ、俺自身はSNSに投稿されている小説はほぼ読んでない。

っていうか、書籍の小説も繰り返し昔から読んでいる小説を読み返すだけになってると思う。

マンガ、アニメは新作をすんなり受け入れられるんだけれどね。
なんだろうな。

きっと文字による表現で感情を自分の中にダイレクトに再現させる感じがあるからなのかな。

なまじ映像が無いだけに、文字の作品ってのは読み手の想像力を必要とする。
そして、その想像力は読み手の過去の経験に由来せざるを得ない。

楽しいことも悲しいこともね。
そして、その過去は取り戻せない。

文字の物語ってのはそういう感情のコストがデカめってことかもしれないな。

問7:SNS小説を読むことは社交か

これはどうなんだろう?

さっき書いた通り、俺はあんまり新しい文字媒体を読みに行ってない。
ニュースだとか時事情報は読みに行くけどね。

なので「社交」が出来ていないって言われたらそうかもしれない。
ただ、オモロイと思った記事には今回みたいに反応するし、自分なりの表現として変換したいと思っている。

なんだろうな。
ヒトとの交流が苦手なくせにヒトがスキなんだろう。

なに?意味がわからないって?
安心しろ。俺にもわからないw

問8:自分より下手だと思う作品はあるか

下手っていうか、オモロイと思えない作品はいくらでもあるよね。

それがプロの作品でも無料で提供されているものでも。

ただ、それは上手い下手で生まれてきているのかって言われるとそれは違うと思う。

そのヒトがオモロイと思ったものを書いているってのは揺るがないと思うから。

単純になにがオモロイのかっていう感性の違いなんだろうと思うなぁ。

まあ、誤字脱字については「チェックしろよ」とは思うけれど。
※自己反省を多分に含む

問9:読むより書くがスキなnoterが多くないか?

こいつは統計的なデータがないから判断しかねるけれど、まあ俺の記事は100人単位のヒトには読まれていないわな。

シンプルに長いし、書いていることが共感されにくい難しさをはらんでいる。

だから読まないヒトを非難は一切できないし、するつもりもない。
読んでくれたあんたに「何言ってんだ?こいつ」と思ってもらえれば十分だ。

ってか、書くことがスキと思っているヒトがこんなに多くいるってのは世の中的にプラスに働いているんじゃなかろうか?

問10:自分の作品の意図は伝わっているか

伝わっているも何も、読まれてないと思う。

というか、学生時代に書いた小説とか読み返しても「オメェ何が言いてぇんだ」となる感じすらある。

これは表現力がどうこうって話じゃなくて、自分を取り巻く環境の変化に応じて自分自身が変わっていった結果かもしれない。

汚れちまった悲しみに

ってやつかもな。

問11:小説を書くのは虚しいか

虚しさを含めて楽しいんだと思う。
普段意識していない感情を新たに自分に知らせてくれる。
それは小説の中の人物の感情だし、自分の感情でもあると思う。

誰かを切り刻みたくなる感情。
誰かの優しく包みこんであげたくなる感情。
誰かを育て上げたくなる感情。
誰かに恐れおののく感情。

全部、普段は自分の心に蓋をして「無かったことにしている」ものだと思う。

それらを書くことは虚しいか。
虚しいね。
そして、その虚しさを俺は愛しているんだろう。

悲劇が世の中から失われない。
それはそういうことなんだろ?

問12:自分の小説は読む価値があるか

たぶんだけれど、読むヒトの状況、経験、感情によって価値が出ることもあるし、全く無価値になることもあると思う。

さっきも書いた通り、文字による物語は読み手の想像力ってものがものすごく影響するから。

ただ「良く出来た物語」っていうのは確実に存在すると思う。
感情を揺さぶる表現。
きちんと意味を持たされた表現。
それらは時を経ても色褪せない。

だから俺はずっと同じ小説を読み直しているんだろう。

俺の書いたものにそういう普遍性があるのかって言われたら、ないかもしれないし、あるかもしれないとしか言えない。

だって、感情を刺激されるのは読むあんたなんだから。

問13:小説を書くのがスキか

ぶっちゃけ書いていて楽しかったのでスキなんだろう。
あの「オマイならどうするんだ」と自分に問いかけ続ける感じ。

もしかしたら俺は自問自答ってのがスキなのかもしれないな。

問14:小説は不可欠なものか

これはYESとは言えないかな。
確かに書いてるときはオモロイし、読んでるときもオモロイ。
でもそれはマンガやアニメやドラマでも同じだ。

表現方法が多様化している中で一分野を「不可欠」と言い切る理屈が思いつかない。

もちろん文字での表現は魅力を持っているとは思うんだ。
だから文字で表現し続けているんだから。

シンプルに「不可欠」という言葉が強すぎて答えを書けないって感じかな。

やべ、めっちゃ長くなっちった。

あんたはどうだい?

あんたにとっての小説ってどんな存在だい?

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