失敗の定義を考える
あんたもおっかなびっくり暮らしているかい?
オッサンともなると、星の数ほどの失敗の上に今の人生が成り立っているってことを実感するもんだよな。
その失敗の経験ってのは思い出すのも嫌になるようなもんばっかりだ。
だって、失敗なんだもんよ。
ところがだよ。
この失敗ってなんなのかって問われたら、あんたはどう答える?
「ん?失敗が何者かって?」
って一瞬言葉を失っちまうんじゃないか?
俺自身もそうなんだよ。
失敗を繰り返してきたと思っていながら、その失敗ってものが何者なのかなんてことを俺たちは考えたことが無いのが普通なんだと思うんだ。
今回は自分にとっての失敗について考えてみる回だ。
ちっと反省文みたいなもんになっちまうかもしれないけれど、付き合ってくれよな。
プペルトラックへの挑戦
今回、失敗って言葉について考える切っ掛けをくれたnoteがある。
それがこのnoteだ。
さいとうしほさんは西野亮廣エンタメ研究所のオンラインサロンメンバーさんだ。
まだ学生ながら、現在はプペルトラックのイベントを起こす権利を買い取って、そのイベントの計画を絶賛立案中ってことだ。
さいとうさんは以前にもいろんな挑戦をしていて、他のnoteでも取り上げさせてもらったんだよね。
いやいや、どんだけフリークなんだ俺。
まあ、そんだけ刺激的な活動をなさっている御仁ってわけだ。
で、今回のプペルトラックの自主開催だ。
プペルトラックってのが何者かって話からだよな?
プペルトラックってのは高綱博史さんが実現した移動する「えんとつ町のプペル」の絵画展だ。
なんかリンクが多いな今回のnote。
えんとつ町のプペルってのは西野亮廣さんが多くの協力者とともに作り上げた絵本なんだけれども、その美麗な絵柄が非常に魅力的で、その原画をバックライトで美しく見せることで人々を魅了している「光る原画展」ってのが各地で催されている。
こんな感じね。
ところが、なかなかこう言う展示会に赴くことが出来ないヒトたちもいる。
お年寄りだったり、病気でなかなか出歩けないようなヒトたちだ。
そんなヒトたちもこの絵画を堪能できるようにしたい。
それがプペルトラックって解決法なわけだ。
見に行く展示会ならぬ、見させに来てくれる展示会ってこったな。
で、その展示会をする権利をさいとうしほさんは買い取って、札幌でプペルトラック展示会をしようって挑戦しているってことだ。
失敗について考える
で、だいぶ前置きが長くなったけれど、さいとうしほさんがこの挑戦の中で気づいたことがある。
そうだ!!!「何をしたら失敗なのか?」という事について全く考えられてないじゃん!
ということに気が付きました。
出典:さいとうさんのnote
これスゴイ気付きだよな。
なんつーんだ?山登りで遭難したら頂上を目指せ的な。
#伝わりにくい
これを日々の生活で考えてみると、びっくりするくらいに答えられないことに気づく。
家族との「おはよう」の挨拶ってどうやったら失敗なんだ?
今のプロジェクトでどうなったら失敗なんだ?
今日の昼飯でどうなったら失敗なんだ?
究極は俺の人生、どうやったら失敗なんだ?
あんたはこの問にすんなり答えられるかい?
俺はダメだった。
特に俺の人生の失敗条件なんて、全然思いつかない。
病気になったら失敗?
大抵なんかの病気にはなるだろ。
死んだら失敗?
じゃあ、絶対失敗するじゃん。
笑って死ねなかったら失敗?
じゃあ、人生おわる瞬間まで失敗に向かっているかどうかすらわからないじゃん。
こうして考えると、俺はきちんとした人生の目標ってのをイメージすら出来ていないってことがよく分かるわけだ。
まあ、人生なんてテーマが今の俺にとって大きすぎるってんだったら、もうちっと絞って考えても良いかもしれないよな。
たとえば2020年はどうやったら失敗なのか。
今年ももう少し出終わりだ。
今年をどう締めくくれば俺たちは2020年を失敗しなかった年に出来るんだろうな。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは失敗を考えることで満足を得られると思うかい?