俺を形作ったキャラクターたち
あんたにも今まで触れてきたであろう星の数ほどの物語の中で、心から離れないキャラクターってのがいるかい?
俺なんかは結構かたよってるって自覚があるのは認めた上で、やっぱり心を鷲掴みにされているキャラクターってのがある。
キャラクターの魅力ってのは物語そのものの魅力を引き立てつつ、キャラクター単体でも色んなことを感じさせてくれるって思うこと、あんたにもあるかい?
今回は
ってテーマがnoteからもらえたので、改めて自分の好きなキャラクターについて整理してみようって回だ。
あんたの好きなキャラクターも俺に教えてくれよな。
推しキャラと言って真っ先に思いついたキャラクター
この推しキャラってキーワードで俺が真っ先に思いついたのが後藤喜一だ。
まあ、俺がアニメ好きを成人した後にも継続させた作品だからね。この機動警察パトレイバーって作品は。
その機動警察パトレイバーの中でも異彩を放つ存在なのがこの後藤喜一だ。
なんつーんだろうね。
ワカゾーの心を捨てない覚悟を持ったオッサンって感じか。
友達にしたら絶対刺激的な生活が送れる気がする。
でも、絶対上司にはしたくないタイプ。部下にはもっとしたくない。
そのくせ上司であっても、部下であっても絶対信頼しちゃうタイプ。
そう言うやつ、あんたの周りにもいないかい?
俺の周りにもズバリってタイプのヒトはいないけれど、部分部分で後藤喜一の要素を持っているヒトってのが居る。
ものすごい人たらしだったり、ものすごい相手の意見を受け入れる器のデカさを持っていたり、ものすごく本質を捕まえるのがうまかったりする。
俺自身、後藤喜一にはなれないけれど、ああなりたいって思ったりもする。
推しキャラってそう言うことだよね?
揺るぎない覚悟の象徴
当然だけれども、好きなキャラクターってのは他にも居る。
次に思いついたのが沖田十三だね。
言わずとしれた宇宙戦艦ヤマトの初代艦長だ。
……ってか最初の宇宙戦艦ヤマトでは52歳なの?
ほぼ同年代じゃん。
それであの白髪って、どんだけ苦労してんだって話だな。
2199では「シチューにカツ」とか揶揄されることもあったけれど、いざ危機に見舞われたときの判断の速さってのが際立つキャラクターだ。
しかも、その判断結果が「普通そこ選ばねーだろ」ってポイントをついてくる。
なんつーか、俺の中で決断力の象徴のようなキャラクターなんだよね。
俺らが普段の生活を送る中でも「正解」が確信できないシーンなんて普通にあるじゃんか。
そう言う場合って、大抵は立ち止まっちまう。
俺たちオッサンは間違いを許される立場にないからね。
ところがだ。沖田十三というキャラクターは絶対に立ち止まらない。
立ち止まると部下を死なせてしまうって理由はあったとしても、同じ立場になったら絶対「逃げ」を打つと思う。
それでも逃げない姿ってのはやっぱり印象に残るんだよな。
「惑星ごと粉砕せよ!!」とかメチャクチャなことを言ったりするけどさ。
人生を変えたキャラクター
今回の最後に多分このキャラクターに出会わなければ俺の人生は違う形になってたと思うキャラクターを紹介したいんだ。
芝村舞。
高機動幻想ガンパレード・マーチの「ヒーロー」だ。
女性キャラクターなんだけれどね。
紛れもなくヒロインじゃなくて「ヒーロー」だと思う。
説明書にも「ヒーロー」って書いてあるし。
彼女が属している芝村一族は実に傲慢な一族だ。
目的のためには手段を選ばない。
なんなら味方を全滅させることもいとわない。
そんな芝村一族の一人である芝村舞。
数々のセリフで俺の人生観を作り上げていったんだよね。
「この国には我らが居る」
こんなセリフをぶつけられて奮起しないやつが居るだろうか?
「私」じゃない。「我ら」だ。
しかもそこには過信なんてものは微塵もない。
あるのは唯一つの意思。
「あの運命に打ち勝とう」だ。
芝村舞というキャラクターは俺に努力の意味を教えてくれた。
協力の意味を教えてくれた。
覚悟を決める意味を教えてくれたんだ。
なあ、あんたはどうだい?
あんたにもあんたの人生を形作ったキャラクターってのが居るかい?