メンバーシップ用に立ち上げたシリーズものの序章部分です。
読みやすく目次と後鍵を含めてまとめてありますので、同じ様なシリーズを読んでっみたいヒトはぜひともご購入を!
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#納得させる
[小説][バラッド]-序章-⑪
歌えないオッサンのバラッド
-序章-⑪
俺は黙って、タイゾーのグラスにハーパーを注いだ。
今この男は漠然と思ってはいた恐怖みたいなものが両の肩にのしかかってこられている真っ最中だろう。
注ぎ終えた瞬間に喉に流し込むように飲むタイゾー。
ああ、せっかくの酒をそんな風に飲んだら酒がかわいそうってもんだ。
「くそっ。全く酔える気がしないぜ。
ママさん。ズブロッカのバイソンって置いてるかい?」
ウ