フェルトさんのマラケシュのルール和訳の取り組み
マラケシュというと、同名のゲームがいくつかありますが、今回取り上げるのはステファン・フェルト氏がQueen社のシティ・コレクションシリーズのために作成した新作ゲーム、Marrakeshです。
フェルト氏といえば、ブルゴーニュの城、ノートルダム、トラヤヌス、ボンファイア、マーリン、ドラゴンイヤーなど多くのゲームを作った巨匠で、多様な得点要素が散りばめられたポイントサラダと呼ばれる得点システムや、プレイするたびにに発見する新たな戦略により何度もプレイしたくなるゲーマー向けの耐久性の高さが特徴です。
このフェルトさんのゲーム群をシティコレクションシリーズとして、新たに都市の名を冠したリメイク作として、Queenゲーム社がクラウドファンディングのキックスターターでキャンペーンを開始しました。
手に入りにくかったマカオがアムステルダムになり、ブリュージュがハンブルグに、リアルト橋がニューヨークシティにといった具合で、まだリメイクが続いています(ボラボラ→クスコ 、ライスラ→ウィーン)。
このシティコレクション、ゲーマーなら皆喉から手が出るほど欲しいのですが、価格が尋常ではなく、豪華版だと1つ2万超えになります。なので、どこかでシティコレクションを持参している方を見かけたら、迷うことなく卓に入れてもらいましょう。
さて、そんなシティコレクションにぶっ込んできた新作がマラケシュです。デラックス版は大きな個人ボードに大量の駒類を追加して、テーブル占有率も高くなってます。新作なのに高すぎて遊べないのはどういうことだ!こんな、ゲーマーの嘆きに応じたのか、シティコレクションにはいくつかのラインナップができました。
まずはクラシック版。豪華版のエナメル駒などをダウングレードしたバージョンです。マラケシュの場合には、さらにエッセンシャルエディションなるものが作られています。
これは、コンポーネントをダウングレードしただけではなく、個人ボードのデザインを変更して当初より駒を使用しないで済むようにして、箱の大きさも通常のゲームの大きさにしています。今回ルール和訳に挑むのは、こちらのバージョンになります。
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