猫の気持ちがわかる日々 (徳島宿プロジェクト)
nomayadoの改修工事も残すところあとわずか。
ギャラリー時代に使っていた鉄のNOMAサインも新たな「NOMAyado」サインとなって復活。なんかサインが付くとグッと宿らしくなってきた。うん、いい感じ。
立春を迎えたとはいえ、まだまだ寒い日々。
外されたまま放置されていた便器もようやく戻され、深夜に凍えながら外の簡易トイレに行くことも無くなった・・・とはいえ、やはり寒いものは寒い。吹抜けの広い共有スペースを一人でエアコンMAXというのも気がひけるので、足元のヒーターで暖をとりながら、今唯一机として機能している窓辺カウンターでパソコン作業や書き物をしている。
さすがに夜は、寒さが我慢できずに早々に退散するが、朝は晴れてくれさえすれば一気に春到来でパラダイスに。猫の気持ちが痛いほどよく分かる。太陽も猫も改めて偉大な存在なんだなと思い知らされる日々だ。
ガスも開通して、お湯も出るし、コンロも使えるようになったので、自炊も再開。
・・・と言っても、朝コーヒー淹れて、バナナとブルーベリーを入れたシリアルを食べる程度なのだが。それでも光溢れるポカポカの窓辺で朝ご飯を食べられるというのは格別で、渡船のエンジン音やトンビの鳴き声を聞きながら、ようやく鳴門での新しい生活が始まったんだなと、感慨深い思いが込み上げてくる。
昨日はコンクリートの床を保護するコーティングを施し、サイクロン式のコードレス掃除機を手に入れたので、居室を念入りに掃除して回った。りんご箱も順調に収集中、うまく行けば来週には20個以上揃うことになる。いよいよガルバリウム剥き出しの壁を「箱だらけの壁」へ変えるという計画実現に向け、動き出せそう。あとは共有スペース・キッチン部分の床張りが終われば、造作はほぼ完了となる。
そして、宿プロジェクトとは直接関係ないのだが、本格的に鳴門に拠点を置くということで、地元J2サッカーチーム・徳島ボルティスのホームゲーム年間観戦チケットを購入することにした。申し込むのが遅くて開幕戦には間に合わなかったけれど、元セレッソの柿谷曜一朗選手も再加入したことだし、マジサポーターになろうと決めた。スタジアムまでは渡船を使えば自転車で15分、鳴門にサッカー好きの新しい友人が増えるかもしれないと今からワクワクしている。
日常にこうしてワクワクを増やしておくことは、宿の運営も含め、映像の仕事や、流木作品作りなど、うまくいかなくて気持ちが折れそうになっても、きっと頑張る気持ちを後押ししてくれるんじゃないかと思っている。
そういえば、今日2月22日(ニャンニャンニャン)は猫の日なんですね。
うちのクーも今頃、きっと窓辺でゴロゴロしてるんだろうな・・・。
鳴門の野良猫たちも、さっきから窓の外をウロウロと行ったり来たり。
暖かい日差しの中、猫たちがみんな幸せに暮らせますように・・・。