岩手大船渡、あの時の話|森を拠点に働く暮らす「日刊森プラス373」
my forest, my home.
手付かずの山林から開拓、小さな家をつくって、こんなこと、あんなこと。
森を拠点に働く暮らす一日。
出張の一日。
朝寝床ワーク。日報整理、インスタ回遊など。
朝仕事ルーティン、講演スライド最終チェック。
6:45身支度して出かける。行き先は岩手大船渡、東北シリーズ第3弾。
ばっちり、通勤ラッシュにかち合わす。
我先にと人をかき分ける人、背中に大きな荷物を背負ったまま平然と超満員電車に乗る人、、、
この先にいったい何があるの?やっぱりこの世界は御免被る。
いつもの大宮、はやぶさ乗車。雑踏を逃れほっとひと息。
ちょい読書、スマホでweb記事づくり。
座席は狭いけど、集中できる半プライベート空間。
一ノ関で乗り換え、大船渡線へ。大勢のアジア系外国人やスーツケースを抱えた人たち。
ローカル線にまでインバウンド、驚きの光景。
いったい日本ってどこへ向かうの??
気仙沼駅へ到着。PASMOは使えずその場で精算。丁寧な駅員さんに恐縮。
どうやらここで列車は終わりみたい。乗り換え駅舎はのんびりムード。
BRTへ乗り継ぎ。線路だったところを舗装道路にして走るバス。
震災で被害が甚大だった路線を再利用している。
もともとは大船渡まで線路があった。だから大船渡線、なるほど。
線路跡の道路を走りトンネルを抜ける。途中から一般道へ、不思議な感じ。
被災したであろう景色が車窓に。新しい家並みが続く。
途中、奇跡の一本松という場所を通る。言葉にならない気持ちに。
当時、報道された地名が続く。整然とした分、爪痕を感じる。
会場到着、講演へ。お題は「小さな会社の魅力を倍増する術」。
終了後、始終、斜に構えている風に見えた人が名刺交換にやってくる。
「今は資金力がないけど、人を雇うときに思い出したい。とても面白かった。機会があればまたお会いしましょう・・・」
思いがけない言葉にうれしくなる。
帰路、船大工さんの技術が集約された千石船の気仙丸に寄ってもらう。ものすごい技術に感動。
おみやげを買ったり、付近をウロウロ。
晩ごはんは主催者さんに教えてもらったこちらへ。一人飲みはほとんどしないけど、たまにはいいか。
やっぱり魚に舌鼓。サンマは終わりかけ、大将が気さくに話しかけてくれる。
締めに入ったあたり、自然な流れで震災時の話へ。
瓦礫の撤去仕事の話、追い込まれたときの人の気持ち、行政の話、、、生々しい実態を聴く。
現地では想像もつかないとんでもないことが起こっていたらしい。
直後よりその後がどれだけ大変なのかを垣間見る。
「元気なうちは頑張ろうと思う」ご夫婦の言葉にエネルギーをもらう。
ホテルに戻り、焚き火コミュニケーション協会メンバーとオンライン望年会。
来年はみんなリアルで会って、焚き火を囲もうと約束して締め。
心に残る一日。
今日も元気でありがとう。