【本】言葉ダイエット
「文章が、読みにくくていいわけがない」
社会人になったばかりの頃、送られてくるメールの内容がわからないことがあった。きっと、私の理解力や社会人経験が足りないからだろう・・・そう思ったことはありませんか?
とにかく長い、難解な、まわりくどい文章。
それが社会人として書く文章の正解。
そんなわけがないのです!!!!!
洗濯物を干している主婦が、思わず手を止めて振り返るような、ハッと興味を惹く言葉を紡ぎたい。
そんなアナタにおすすめの、「読みたくなる文章の書き方攻略本」です。
<要約>
1. なぜ、読みにくいのか
・「書く」以上に「消す」が大切
・「相手は自分の文章を読みたくない」という前提に立つ
・文を書くのに必要なのは、スキルである
2. では、どうやって短く書くか
・ひとつの文には、ひとつの内容だけ
・一文は40〜60字
・抽象論(語)✖️、修飾語✖️、カタカナ語✖️
・抽象=見出し、具体=本文
・繰り返しを「消す」
→主語は省略、同じ言葉は言い換え
・無駄な敬語✖️
・表記を統一する
・こそあど言葉、接続後の連発✖️
→体言止めを有効に使うと文章がリズミカルに
3. 読みやすいメール・企画書・エントリーシート
<メール>
・メール単体で情報が完結するもの
・短期情報(次回の打ち合わせ日程など)は本文に
・長期情報(プロジェクトのタイムラインなど)は添付ファイルに
<企画書>
・タイトルは大きく表記、キャッチフレーズ化、体言止めを活用
・説明だけではなく、ときには描写を織り込む
→描写の解像度を高くすることで伝わりやすくなる
<エントリーシート>
・どんな発見を得たのか、カッコつけない言葉で
→能力より、「発見」
・企業との接点は具体的に
4. 「おもしろい」文章とは
・「おもしろい」とは、「発見」があること
→主観的発見(そういえばこんなことがあった、という気づき)
→客観的発見(事実に基づくもの、なぜそうなのか根拠を示す)
・発見の探し方
①広げる:とにかく書き出す(連想、読者を変えて考える)
②分ける:切り口で分けてみる
③えらぶ:ターゲット別に目的にあったものを
④仕上げる:ほんの少し言い方を換えてみる
・構成
導入→本題→まとめ
5. 「読みやすい」文章の、シーン別テクニック
<自己紹介>
・具体的なことだけ
・経験は、情景が浮かぶように「描写」する
・経験から得た発見を書く
<事実>
・導入では、身近なものや連想しやすいことを用いて読み手を惹きつける
・最初に示したテーマを、最後に再提示することでドラマチックに
・全体と部分を整理して書き分ける
<提案>
・結論を一文にまとめて明記
・ロジックを持つ
・データを引用する →客観的事実
・たとえを用いてわかりやすく →身近な例
以上、私なりの読書レポートでした。
内容を要約して記録しているのは、自分の振り返り用。
ですが、これを読んで内容が気になった方は、「言葉ダイエット」をぜひお買い求めください(PRではない)。
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