たまの旅日記 島根への旅 その4 令和レトロな有福温泉
こんにちは、猫のたまです。
今回は島根県の旅をお届けしています。アムステルダムから一時帰国している友人のカエルのぴょん子との二匹旅です。
さて、有福温泉に2泊しながら、なかなか有福温泉を散策できないでいた猫のたまとカエルのぴょん子。島根県で数ある温泉地の中から、今回の宿を選んだのはカエルのぴょん子です。2023年5月にオープンしたばかりの「宿ロイノハコ」は、ぴょん子がアムステルダムで出会った建築事務所の社長さんが手がけた宿なのですが、これがまたお洒落で、猫のたまにとってもカエルのぴょん子にとっても居心地の良い空間でした。
木の温もりをベースにした室内は細部までデザインのエッセンスが効いていて、尚且つ、コンセントの数や位置までよく計算されている、とても居心地の良い空間でした。昨今流行りの「村全体がホテル」というコンセプトらしく、お風呂は温泉街に3軒ある源泉掛け流しの外湯へ、レストランは1軒だけですが、ホテル内にはキッチンがあり自炊ができます。猫のたまとカエルのぴょん子は、近くの道の駅で、美味しいものを山ほど買ってガツガツ食べました。
このホテルの1階は、バー兼イベントスペースになっていて、我々が訪れた日はたまたま、地元の若者たちが大勢集まっていて、D Jも入る楽しいイベントに、猫のたまとカエルのぴょん子もお邪魔させていただきました。
さて、美肌温泉を売りにする島根県。出雲横田では、車で山の方に30分ほどの距離にある、斐乃上(ひのかみ)温泉に宿泊しました。アルカリ性単純温泉で、その効能の通り、猫のたまの肌もツルツルになりました。パサつき気味だった頭の毛までツヤツヤになったのは驚きでした。そして、名前からして福々しい有福温泉もアルカリ性単純温泉で、こちらも「美肌の湯」を謳っています。温泉街は大正レトロな雰囲気で、福光石の石畳と階段沿いに石州赤瓦の家並みが連なっています。1000年以上前から湯治場として栄えてきた歴史のある温泉地の真ん中には神楽殿があり、子供たちが石見神楽の練習をしていて、夜遅くまでお囃子の音が聞こえていました。
そんなノスタルジックな面影を残す温泉街にお洒落な宿が数軒あり、そこに若者が集い、伝統と歴史を大事にしながら令和モダンを作り上げていく、そんなこの町の未来を勝手に描いていった猫のたまの旅にゃのでした。
たまのプロフィール
千葉県船橋市にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き、鉄道好き、手芸好き猫。ブログで旅日記を掲載中。
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