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稼げない?日本の医療従事者

もうすぐ春。
あなたの給料は、上がりますか?

私は病院で管理栄養士として、栄養指導や給食の献立作成を行っています。
医療従事者は一般企業よりも稼げないと言われていますが、本当なのでしょうか?
今回は、日本における医療機関と一般企業のお金事情について紹介します。

賃上げ率の違い

2024年の春季労使交渉(春闘)の結果、一般企業の平均賃上げ率が5.1%となり、30年ぶりの高水準を記録しました。
一方、医療機関の賃上げ率は1.9%にとどまっており、一般企業との格差が顕著になっています。

私が勤めている病院では、賃上げはありませんでした。
しかも2024年の1年間はボーナスも減額され、全体的に給料が減ってしまいました。
このように、医療従事者の賃金は平均より少ないようです。

背景にある要因

  1. 物価上昇
    光熱費や食材料費の上昇により、一般企業では大幅な賃上げが行われました。

  2. 医療費抑制政策
    医療費削減の影響で、特に診療所勤務医の年収が2009年比で約80%まで減少しています。

  3. 病院の経営状況
    医療機関の収入と賃金が必ずしも比例していないため、病院間で大きな賃金格差が生じています。

医療従事者の賃金の特徴

  • 病院の規模や種類による格差
    国立病院の医師の平均年収が約1,432万円なのに対し、民間の医療法人の医師は約1,640万円と、設立母体によって差があります。

  • 職種による格差
    医師と看護師など、職種によって賃金水準に大きな開きがあります。

管理栄養士は医療従事者ですが、医師や看護師に比べると圧倒的に低いです。

今後の展望

政府は医療従事者の処遇改善を目指し、2024年度と2025年度に段階的な賃上げを計画しています。
しかし、一般企業との賃金格差を埋めるには更なる取り組みが必要かもしれません。
医療従事者の賃金問題は、人材確保や医療の質の維持に直結する重要な課題です。
今後、政府や医療機関がどのような対策を講じていくのか、注目が集まっています。

病院の管理栄養士として、患者さんの病状が良くなって、喜んでくれるのはとても嬉しいこと。
やりがいを持って働くのも、大切ですね。
私の場合は満足しないので、副業やココナラでも収入を得ています。
今後は、副業している人がさらに増えるでしょうね。

今回は、病院で働く管理栄養士のお金についても少し触れました。
また、詳しく紹介するので、他の記事も楽しみにしていてくださいね。

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瀬戸アオイ
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