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カフェインの副作用について

こんばんわ、カフェイン耐性MAXのケイタです。


いきなりですが、カフェイン中毒の死者ってどれくらいいるかご存知ですか?


数年前のニュースですが、5年間で約100人が搬送され、7人が心停止、そのうち3名が死亡しています。


カフェインブームですが、今一度カフェインについて知識を持つようにしておいて下さい。


▼カフェインの摂取上限など


カフェインは一度に1g(1000mg)で中毒症状が出ます。


カフェインの働きは現在でも分からない事が多く、研究が進められている段階です。


今流行りのエナジードリンクの含有量は


モンスターエナジー355ml缶…142mg
レッドブル330ml缶    …106mg


となっているので、1日数本飲んでも問題ないレベルではあります。


因みに飲料だと


缶コーヒー…110〜130mg

緑茶500mlペットボトル1本…50〜60mg

コーラ500ml…50mg

玉露100ml…160mg


これらを上限まで飲む事はないと思いますが、色んな飲料にカフェインは含まれていますし、後ほど記載するように市販薬にも含まれているため重ねて摂取しないよう注意が必要です。


特に高価な玉露は飛び抜けてカフェイン含有量が高いので注意です(コーヒーの3倍…!)。


因みに海外では1日の摂取上限が設定されている国もあります(日本は未設定)。


基本的に大人で1日400mgです。


エナジードリンク1本と缶コーヒー2本で、もう上限となります。


妊婦はさらに注意して下さい。


WHOは妊婦のカフェイン上限を200mgとしています。


基本的な副作用は


不眠、吐き気、心拍数増加、震え、不安感、焦燥感などです。


▼小児のカフェインは


日本では決まりはありませんが、カナダの基準では

4〜6歳…45mg
7〜9歳…62mg
10〜12歳…85mg
13歳以上…体重×2.5mg


となっています。


つまり、12歳以下はエナジードリンク1本でもうオーバーです。


小児がファッション的にエナジードリンクを飲むのは危険です。


▼カフェインでなぜ覚醒するのか


カフェインは脳に作用します。


ヒトが疲れると脳から「疲れた、寝ろ」成分が放出されます。


これが脳の中心にある「わかった、寝る」スイッチに収まると、疲れや眠気を感じるんですね。


カフェインはこの「わかった、寝る」スイッチをカバーしてしまう成分なんです。


だから脳の「疲れたから休ませてくれ」というメッセージを妨害するため、「一時的な覚醒作用」という事なんです。


これを繰り返すと、そりゃ中毒にもなります。
脳の信号が伝わらないし、いつまでたっても休めないんですから。


ブラック企業ならぬ、ブラック人体ですね。


他にも鎮痛作用や、血圧を上げたり利尿作用があります。



▼カフェイン配合の医薬品


カフェインは日本薬局方(薬の教科書みたいなものです)にも掲載されている、立派な医薬品です。


市販薬にもカフェインは数多く配合されています。


基本的に医薬品だと(1日量)

ドリンク剤…50mg

カゼ薬…75mg

鎮痛剤…80mg

眠気覚まし薬…500mg


ドリンク剤を飲み(50mg)
鎮痛剤を飲み(80gm)
眠気覚ましドリンクを飲み(500ml)
ペットボトルのお茶を飲み(60mg)
缶コーヒーを飲み(130mg)


これでもう820mg、ヨーロッパの基準の2倍です。


医薬品とカフェイン含有飲料の組み合わせには十分注意してください。



当然、カフェインを日常的に摂取し続ければ、身体が慣れてしまいます。


嗜好として楽しむなら良いですが、覚醒を求めて摂取し続けると中毒になります。


あくまでも一時的な覚醒です。


元気の前借りですので、十分な休息で身体を休めてくださいね。



ではまた。




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