戸隠神社五社巡り!(旅行記3日目)
山の上は寒い、という、あまりに当たり前な(挨拶)。
と、いうわけで、不二川です。
キャッシュレス全盛のご時世とは言え、では、現金の出番が一切なくなったか? って意味でもないよね? と、旅行のたびに実感する今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の記事は、「戸隠神社五社巡り!」とかいった話です。
前回までのあらすじ
さて、昨日は、
「善光寺!」などと書かせて頂きました。
昨日の夜も、特に何事もなく更けまして、今月の旅行も、いよいよ最終日と相成ったわけでございますよ。今日は、戸隠神社五社巡りです。
一日乗車券を!
長野駅から、戸隠神社までは、バスが通っています。1時間に1本なんですけどね。
バスに乗る回数を考えたとき、その都度運賃を払うより、戸隠方面に使える、一日乗車券を買った方が、ややお得との、事前情報。なので、長野駅の、戸隠方面行きバス停前にある、アルピコ交通の窓口で、それを買いました。3,000円。
あ、その前に、大きな荷物は、長野駅のコインロッカーに預けておきましたよ?
で、朝8時半の便で、いざ戸隠神社へ! まずは、宝光社に向かいます。バス停があるので、すんなりと到着。
しかし、本殿までは、聞いた話だと、二百数十段あるという石段を登らなければなりません。はい。かなりしんどかったです。
しっかり参拝し、御朱印を頂き、離脱しました。観光ガイド系のサイトの情報では、所要時間は30分、とあったのですが、そこまでかかりませんでしたね。
火之御子社!
お次は、火之御子(ひのみこ)社。バスでも一応行けるようですが、停留所との位置関係や、バスダイヤの事を考えると、「神道(かんみち)という道を歩けば、15分程度とのこと。
じゃあって事で、宝光社の裏から延びる神道に入りました。が、ガチの山道。いえ、勾配もないですし、歩きやすい道ではあるのですが、いかにも「森の中の道!」でして、「このまま進んでいいんだよな?」と、不安になった頃に、案内の標識があるという。
そんな不安な道のりを征き、到着。
お社自体は非常に慎ましく、こちらの参拝も、すぐに終わりました。
中社!
その後、中社(ちゅうしゃ)へ。案内板の通りに歩いて行ったのですが、途中、住宅街を通ったので、逆に「これで合ってるのか!?」と、不安に思いながら歩き続けると、無事に到着。
到着したタイミングで、本殿内でご祈祷をしておりました。スピ界隈では、参拝時にご祈祷などに遭遇するのは、神様に歓迎されているサインと言われます。ちょっと嬉しくなりつつ、参拝。火之御子社のものと併せて、御朱印を頂きました。
奥社&九頭龍社!
中社から、奥社の入口までは、バスです。そこまで待たずにバスが来てくれたので、乗り込みました。程なくして、「停留所へは」着いたのですが……
参道の入口には、「奥社まで2キロ」の、無慈悲なる表示が。まあまあ、大したこたあないだろう、と思い、鳥居をくぐりました。
――長い、とても長い道が、木々の中を通っています。足下は、落ち葉がぎっしり。いかんともしがたい「秋」を感じつつ、どんどん歩く。
やがて先の方に、赤い建造物が見えてきました。着いたか? と思ったら……
ただの(?)随神門でした。先は、まだまだの様子。
……次第に、道が険しくなってきました。適宜石段はあるのですが、お世辞にも整備されているとは言えない。ってか、「よいしょおっ!」と力を込めないと登れない石段、とは。
息が切れ、ボチボチ膝が笑い始めてきた頃……
到着! 清水溢れる、清廉なる山の上! よくぞ来た! 主祭神の、天手力男神(アメノタヂカラオノカミ)と、九頭龍大神に、しっかりお祈りしておきました。その後、御朱印を2つ頂き、離脱。山道って、行きより帰りの方が危ないんですよね……。
昼飯! の後の大ピンチ!
参道を戻っている途中で、正午になりました。入口には、そばの食える店が2軒あったので、どちらかに入るつもりで、そこまでの我慢でした。いかにはらぺこキャラの僕氏でも、辛抱を知らないわけではない。
無事に戻れて、店に入って、おろし天ぷらそばを頼みました。
そば自体もとても美味しかったのですが、特筆すべきは、お冷や代わりに出されたそば茶と、食後につゆを割って飲む、そば湯。多分、過去イチ美味かった!
ついでに、家への土産として、乾麺タイプのそばを買って、店を離脱。13時台のバスが、割とすぐに来るらしいので、停留所で待っていました。
で、バスが来たので乗った……瞬間!!
キリキリキリキリ……!!
突然、腹が痛くなってきた!! 俺は知っている!! この痛み方は、即座に処理せねば、絶ッ対に我慢ができないタイプだ!! バスの乗車時間は、1時間あまり。仮にこのバスが発車したなら、社会的に死ヌル!!
大慌てで、いったん乗り込んだバスを降り、参道入口脇のトイレに駆け込みました。次のバスは1時間後なのですが、社会的に死ヌル危機を考えれば、どうって事はないです。
危機を乗り越えて待っている間に、再度腹が痛み出したので、またトイレに行った後、念のために、下痢止めの頓服薬を飲みました。これ、とてもよく効いてくれるのですが、「1日2回まで」という縛りがあります。
で、腹が落ち着いたのを実感してから、次にやってきた、14時台のバスに乗って、長野駅まで戻りました。
ギリセーフ!
長野駅に到着したのは、15時45分頃。バスの中で、帰途を検索したのですが、ルートはやはり、特急「しなの」で名古屋まで戻り、そこから新幹線で大阪へ。
再度、近鉄特急「ひのとり」に乗りたかったのですが、プレミアムシートが売り切れている上、20時の便なので、名古屋駅でかなり時間をロスする。さらに乗車時間が長いので、帰宅時間も遅くなる。よって、新幹線しか選択肢がないという。
とにかく、16時の「しなの」に乗れなければ、やはり、長野駅で1時間待たなければならない。間に合うか!? と、ハラハラしつつ、時計とにらめっこしながら、「みどりの券売機」で、切符を購入。
で、気付いたのですが、しなのに乗る時間が長いので、晩メシの時間になる。さすがに、名古屋まで我慢はしたくねえな? と思ったので、急いで、構内の売店で、適当な駅弁を買いました。
駅弁を手に、小走りでホームへ向かいましたら、ピッタリ間に合いました。よかったです。
これを書いているのは、実は、特急しなのの車内なんですよ。んで、まだ時間ではないために、中は開けていません。
とは言え、駅弁と言えば、旅情の代名詞でもあります。まあまあ、退屈な移動時間を彩ってくれる、魔法の(?)アイテム。しっかり味わいましょう。
宴の後の、現実山脈
今回の旅行、現地で使う現金は、カードのキャッシングでまかないました。加えて、請求サイクルのタイミングで、先月の神奈川旅行の新幹線代とかその他アンド特急しなのと、名古屋から新大阪までのやはり新幹線のきっぷ代、2泊の宿代、それら全てが、一気に請求されます。
はっきり申し上げて、今の僕氏、資金に余裕がない。ので、追加のキャッシングを利用せざるをえないという、まったくもって褒められない、むしろ真似をしてはいけない類の、切羽詰まったアレ。
アレってなんだ。
いいんだ、楽しかったから。
んじゃまた。