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2025年の公募スケジュールがズレる。(公募小説の話)

 昨日の夜は、なんか倫理的に危ない夢を見た気がするので(挨拶)。

 と、いうわけで、不二川です。

 師走の時間の流れは、何らかのバフがかかってるんじゃね? と毎年思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今回の記事は、「スケジュール変更!?」とかいった話です。

前回までのあらすじ

 さて。昨日は、

 「生成AIも、使い方次第!」などと書かせて頂きました。

 しかし世の中、生成AIに小説を丸ごと書かせて、それで儲けようとしている人もいる様子。別に個人の自由ですから、僕ごときがどうこう言える問題ではないのですけども。

 そんな、あたかもパチンコ台の前に座って、脳死状態で漫然とハンドルを握っているよーな行為に、面白みがあるのか? とは思います。まあ、この辺は、僕がパチンコが大ッ嫌い!! だから、ってのもあるんですけども。

本日の僕氏

 で、ですね。結論から申し上げると、今日は一日、生産的な記憶がありません。いや、確かに、明日配信予定のボイスブログと、その要約のショート動画は作りましたけど、それ以外に関しては、「あれ?」と言う間に、気が付けば夜になっていたという。

 創作関連の記事を期待されている、読者の皆様方に対して、やや申し訳ない気もすると言えばそうなのですが、さすがの僕も、毎日休みなく、原稿のことばっかりを考えてもいられませんよ。

 無理に考えたところで、ぜってーにろくな事にはなりませんし、焦りは全ての災いの元です。

 とは言え、公募関連で、動きというか、問題が新たに発生したことも、あったりするんですよね。

応募先の問題

 先日、プロットの講評をもらいました。その出品者様曰く、

「この作品は、ポプラ社小説新人賞向けではない」

 とのこと。

 最初こそ「えー」とは思ったんですが、僕も、その後になって、ポプラ社小説新人賞を受賞した作品を、買ってみたり、あるいは、Kindleの試し読みで、ざっと見たんですよ。

 ……うン。明らかに、カラーが違う。なんと申しますか、カラー的に、「THE 青イ春!」という「匂い」のする作品がいい様子。

 翻って、僕の考えた作品は、「そう」ではない。万歩譲って凡庸なのをよしとしても、キャラクター全員、いい歳の大人ばっかりです。加えて、内容的にも、お仕事がメインですから、学生生活がどうした、あるいは、思春期の心のヒダがどうした、なんてこともない。

 つまりは、この作品を書き上げて、ポプラ社小説新人賞へ送っても、暗示的カテゴリーエラーになる可能性が高い。

じゃあどこへ?

 その出品者様に、他の応募先として考えられるところを、質問してみました。返答に曰く、

「小説すばる新人賞か、小説現代長編新人賞か、小説野性時代新人賞でしょう」

 とのこと。小説すばる新人賞は、一人一作という縛りがあるので、既に応募を完了させているため、不可能。

 小説現代長編新人賞は? と思い、こちらも、軽く受賞作(の冒頭)を読んでみたのですが、やはり「なんかアオハルしてるー!?」という作品だった。

 ……こうなってくると、消去法で残ったのが、天下のKADOKAWA様主催の、小説野性時代新人賞しかないという。

僕とKADOKAWAとある作家さん

 僕氏、KADOKAWAブランドに、苦手意識を持ってるんですよね。理由は、4年前、同社のラノベレーベルである、MF文庫Jライトノベル新人賞に応募した折のこと。

 一次選考は通過したのですが、返ってきた評価シートが、もうボロッカスでして。逆に、よくこんなもんで、一次を通してくれたな!? というレベルで、それがトラウマになっているのです。

 そして、KADOKAWAと言えば、ラノベとライト文芸の懸賞である、「電撃大賞」が非常に有名です。数千の応募作品がひしめき合う、めっさ狭き門。当然、受賞作のレベルも、パなく高い。

 ……実は僕、その電撃大賞で、最終選考落ちからの拾い上げでデビューされた、とある女性作家さんのファンなんですよ。

 その方、15歳の頃(!)から、毎年、電撃大賞一筋に挑戦なされて、15年経ってようやくデビューにこぎ着け、今はかなりの人気作家さんです。夢見里龍(ゆめみし・りゅう)というお名前の方なのですが。

 その方の小説、さすが狭き門を通ってこられたせいか、ヴァチクソに面白いんですよ! 後宮ものを主に書かれていますから、メインターゲットは女性であることは明らかなのですが、男が読んでも面白い!

 あまりに面白えもんですから、新刊を読む度に、編集部経由で、ファンレターをしたためている程度です。そして、数ヶ月すると、先生直筆のお返事が頂けるという!

 実は、夏に送ったお便りの返事が、昨日届きまして。小躍りして喜んでいるところです(50歳独身男の姿)。

話を戻して

 公募において、カテゴリーエラーで弾かれることほど、虚しいことはない。より「まともに戦える」ところに出すべきではある。

 OK、では、小説野性時代新人賞へ、照準を変更しよう。

 既に、募集は始まってはおりますが、

 締め切りは、2025年の8月29日。「次々回作」を応募予定である、日本ファンタジーノベル大賞よりも後です。

 ……いやまあ、既に募集が始まっているんですから、とっとと書いて応募してしまえばいい=執筆スケジュールに変更はないのですども、何と申しますか、この胸のモヤモヤは何だ!?

影の声:「四の五の言わずに、黙って書け」
僕:「アッハイ」

 んじゃまた。


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不二川巴人
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