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なぜ、人間関係が大切なのか?(850字)

JALOウェルビーイングプラスが開発したメンタルオーガナイズ(心の片づけ)。
その認定資格所有者であるメンタルオーガナイザー(R)の学習会に参加した。
記事のタイトルは学習会のテーマだ。


●人間関係の範囲って?

人間関係というと近い関係を思い浮かべがちだけど、そうではなくて全方位あらゆる人間関係、という説明を聞いた。

そこで私が思い浮かべたのは、名前も知らない人たちとの関係だ。
お店の店員さん
同じバスに乗り合わせた人や運転手さん
日々を生きるために関わらずにはいられない人の多くは、通りすがりの人たちだ。

●見知らぬ同志の小さな気遣いや思いやりが、生きやすい毎日を作っている

もし、よく行くお店の店員さんが超無愛想で態度が横柄でお会計もしょっちゅう間違えるのに謝罪もしないような人だったら?
いつも乗るバスの運転手さんの運転がいつもいつも乱暴で、ちょっとしたことでお客さんと口論していたら?
居合わせるお客さん同士が、誰かしら揉めていたら?
些細なことで通報されたら?

日々はどんなにか生きにくいだろう?

逆に、お店の人の笑顔だったり、丁寧な接客だったり、乗り合わせた人の小さな親切や気遣いだったり、温かいひと言が、毎日にちょっとした余裕や温かみや彩りをくれる。
そのおかげで、ホッとしたり、近しい人に優しく接することができたりする。

幸せは伝播するというけれど、そんな積み重ねなのかもしれない。

●親密な人間関係と友好な人間関係を分ける

分けると言っても、相手を区別するということではない。
良い人間関係と聞くと無意識のうちに「親密な」人間関係を思い浮かべてしまう。
だけど、もうちょっと、いや私の解釈ではだいぶ、広く浅い「友好な」人間関係という選択肢を増やすと、少し気楽に人間関係を考えられるようになるのではないだろうか?

敵と味方しかいない世界より
敵も味方も少なくても、残りの人々と友好でいられれば、結構平穏に安全に過ごせる。
親密な関係という山と
敵対する関係という谷の間には
友好関係という草原がなだらかに広がっているのかもしれない。


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