DSKishikawa

Founder of 蝉 semi / Creative Director of 八千代商事 / 茨城県企業協働型地域おこし協力隊 / 3つの顔を使い分けながら、主に“茨城県企業協働型地域おこし協力隊”としての活動を、真面目におもしろ可笑しく書き連ねる(予定です)。

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Founder of 蝉 semi / Creative Director of 八千代商事 / 茨城県企業協働型地域おこし協力隊 / 3つの顔を使い分けながら、主に“茨城県企業協働型地域おこし協力隊”としての活動を、真面目におもしろ可笑しく書き連ねる(予定です)。

最近の記事

10月にも師は走る(ようだ)

10月31日。世間はハロウィンで盛り上がっている(らしい)。 一方、こちらはかぼちゃ柄のバッグを無事完成させ、10月中に発送を完了することができて(少しだけ)ホッとしている。Happy Halloween🎃 六本木デザイナーズフラッグ・コンテストに入選した作者向けに、毎年バッグを製作しているのだが、今年の分もすべて完成することができた。 子どもの頃描いた絵を、大人になった自分は、とんでもなく価値があることに気がつくだろう。 「吊るすこともできるよ」 髙橋禎彦さんの話しを

    • シンプルなつくりほど、ごまかしがきかない

      丁寧な仕上げを心がける。 一見シンプルなつくりほど、ごまかしがきかないから。 いくつも気に入ってもらえることがある。 いくつかつくって提案すると。 とりあえず試してみる。 フラッグは隅々まで(有効)活用する。 花はどう見せてどう隠すか。 選択に個性が表れるので、それを楽しむ。 好みは人それぞれだから。 切り取ったフラッグ、それぞれ絵柄も異なる。 ファスナーやカシメといった細かいパーツも異なる。 木陰に逃げ込む。木は偉大だ。

      • 「土に学ぶ、五感で考える」成果発表

        「デザインの寿命を長くする」を哲学に、2011年から10年以上に渡り、掲載済みとなった屋外用広告を廃棄せず再活用をし、バッグやポーチといったプロダクトに再生させる活動を、蝉 semiという名前で続けている。 屋外用広告の素材とは、主に石油由来であり、それをキャンバスや革といった所謂天然素材!?と組み合わせることを意識して、製作に取り組んできた。 ここ二年ほどは縁があり、素材としての「木」に関わり、少しずつ研究を進めているのだけれども、ここからさらに「土」も研究対象に追加を

        • 「山下麻衣+小林直人 他者に対して、また他者と共に - Mai Yamashita+Naoto Kobayashi: To Others, and Together With Others」展

          仕事で水戸に立ち寄った際には、恒例!?の「水戸芸」へ。 例え不本意な一日になってしまったとしても、その日が終わる前に、美術館でアートに触れられることの喜びよ。 「水戸芸」ありがとう。 展示内容は!?って。 終始リラックスして、鑑賞することはできました… 「山下麻衣+小林直人 他者に対して、また他者と共に Mai Yamashita+Naoto Kobayashi: To Others, and Together With Others」展

          八千代の森 vol.1

          茨城県日立市に拠点を構える企業の新規事業の一環として、社屋の建て替えプロジェクトが絶賛進行中だ。 クリエイティブ・ディレクターとして、敷地全体でどのように表現していくのかをゼロから考えられることは、とても貴重な体験になると感じている。 (もちろんその責任の重さも…) プロジェクトをスタートするにあたり、どのようなチーム編成にするのか、中でも建築設計士の選定は、最も重要視していたことの一つである。 そのため、以前から個人的な繋がりや交流のある建築設計事務所を、複数の候補の中

          八千代の森 vol.1

          DSK Books 2024 part2

          先月に引き続き、最近読んだ本の中から気になった箇所を引用していきたい。 新しいプロジェクトや事業の立ち上げに関わる機会があるが、理念や哲学・コンセプトやビジョン・戦略や戦術を、チーム内で出来る限り共有して進行していきたいという思いが強い。 そういう理由だから、ということだけでもないが、出来る限りの準備を、リサーチやフィールドワークに、時間を割くことを日頃から意識している。 だから今日も時間があれば黙々と本を読む。

          DSK Books 2024 part2

          DSK Books 2024 part1

          唐突だが、主にプロジェクトや仕事のために、(すでに三分の一が過ぎようとしている)2024年に読んだ(または読み進めている)本について触れてみたい。 読書中、気になった箇所をInstagramのストーリーズに投稿する、といった謎の行為を日々繰り広げているのだけれども、投稿を振り返りつつ、紹介していこう。 杉は日本に古くからあった木で、そしてまたいちばん人々の役に立ってきた木であり、それ故播いて育て、挿して育て、継いで育てる方法も、ほかの木よりは早くに日本では試みられてきたと

          DSK Books 2024 part1

          「今村源 遅れるものの行方 - Imamura Hajime: The Whereabouts of the Late」展

          少し前に(2023年の年末だったので既に大分昔な気もする)鑑賞した展示について、いつか触れたいなと思いつつも、時間だけがただ過ぎていき、なかなか実行できずにいたら会期が終了してしまっていた… 「今村源 遅れるものの行方 - Imamura Hajime: The Whereabouts of the Late」 去年(2023年)鑑賞したギャラリーや美術館での展覧会の中で、一番印象に残っているといっても過言ではないくらい、個人的には楽しんだ。 どの作品にも通底したそこはか

          「今村源 遅れるものの行方 - Imamura Hajime: The Whereabouts of the Late」展

          Creative Director of 八千代商事

          縁あって2022年9月頃から、茨城県日立市に拠点を構える企業のクリエイティブ・ディレクターとして主に新規事業に関わっている。 プロジェクトは当初、茨城県産の木材を使ったものづくりというお題のもと、一緒に取り組んで何かしらの成果物を出してみる、ということを目標にスタートを切った。 リサーチやフィールドワーク・ディスカッション等を経て、縫える木シートという木を柔らかな布のように縫製できる素材を見つけ、まずはそのシートを取り寄せ、加工してプロトタイプをつくってみることとなる。

          Creative Director of 八千代商事

          名人は 危うきに 遊ぶ

          2024年1月11日。10:00頃自宅を出て事務所(通称セミハウス)へ向かう。 シェアサイクルをポート(セブン-イレブンの駐車場に併設)に返却し、悴んだ手を擦りながら店内へ入る。 カウンター越し、馴染みの定員さんに「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」など挨拶をしつつ、ホットラテRサイズを注文する。いつものルーティン(のようなものだ)。 マシンに入れ、Rボタンを押す。 暫くスマートフォンをチェックしたのち、完成したラテは、いつもより少しだけ量がすくな

          名人は 危うきに 遊ぶ