【経営講座】労働時間を分けて生産性を上げる方法
各店のみなさま
おはようございます!
勤労感謝の祝日の営業。
来店が多かった店と───
あまり来店がなかった店が
あり、売上が読めない1日でした。
そんな祝日でしたが───
なにより昨日も出勤して
貢献いただきましたみなさま
ありがとうございました。
11月も終盤戦に入ります。
売上予算(目標)を
追うことはもちろん
同時に生産性の向上についても
みんなで学び、意識することで
質の高い営業を目指しましょう!
さて本日ですが───
生産性を向上させるために
働く時間を「分ける」───
というテーマでお話ししていきます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
■生産性を示す「人時売上高」…
まず生産性とはなにか?
についてですが───
その指標の一つに
「人時売上高」
があります。
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【人時売上高】
人時売上高=売上 ÷ 労働時間
※労働時間1時間あたりの売上のこと
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売上を労働時間で割ったもの。
これが「人時売上高」といいます。
これを高めるためには───
売上 ÷ 労働時間
ですので
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・売上を上げる
・労働時間を下げる
・上記の両方
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をすれば
働く1時間あたりの売上である
人時売上高は上がります。
そして今回、取り上げるのは
・労働時間を下げる
についてです。
■労働時間を下げる大前提…
もちろん
(ただ単に)減らせばよい───
という話ではありません。
なぜなら、それによって
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・商品・接客のレベルが落ちたり
・お客様満足度が低下する
・働く人が辛くて辞めてしまう
(シフトに入りたくなくなる)
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こうなっては
お店にとっても
会社にとっても
完璧に逆効果(マイナス)と
なってしまうからです。
あくまで
働く人を含めた全員が───
「知恵と工夫」を凝らしながら
先のようなマイナスの効果を
生じさせないこと───
これが大前提ですので
その点は誤解のないよう
お願いしますね。
むしろ今よりも
楽になる(楽にする)───
つまりは
現状と同じ結果を
今よりも楽に出す方法───
について
みんなで考えてもらいたいのです。
決してみなさまに
無理することを求めることが
これまでも、これからも
生産性向上のゴールでは絶対にない
ということは、覚えておいてください。
■売上を生む時間と生まない時間…
ということで
本題に入りますが───
労働時間を今より少なくする
ことによって
人時売上高を上げる方法として
ぜひ一度、
試してもらいたいことがあります。
それは働く時間を2つに分ける───
ということです。
具体的には
労働時間について───
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・売上を生む時間帯
・売上を生まない時間帯
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の2つに働く時間を分けます。
たとえば
11:00~15:00→ランチ
17:00~22:00→ディナー
という9時間営業のお店であれば
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営業時間中の労働時間
営業時間外の労働時間
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の2つに分けてみてください。
そうすると───
前者(営業時間中)が
「売上を生む時間帯」
であり───
後者(営業時間外)が
「売上を生まない時間帯」
となります。
■営業時間外の人時売上高…
こうして労働時間を
2つに分けた上で───
それぞれの人時売上高を
出してみると───
どうでしょう?
たとえば
このA店では───
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A店
【売上】
終日:25万円
【労働時間】
終日:58時間
営業時間内:40.0時間
営業時間外:18.0時間
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だったとします。
1日の人時売上高は
25万円 ÷ 58時間 = 4,310円
となりますが───
これを営業時間で分けると───
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A店
【売上】
営業時間内:25万円
営業時間外:0円
【人時売上高】
営業時間内
25万円 ÷ 40.0時間=6,250円
営業時間外
0円 ÷ 18.0時間=0円
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という数字になってしまいます。
もちろん───
営業時間外の労働時間がゼロの店
そんな店は存在しません。
■営業時間外の労働時間の重要性…
なぜなら
店内の掃除や仕込み
さらには開店に向けた清掃など
それをしなければ
お店が営業できないからです。
営業時間外の労働時間(仕事)
があっての営業ですので───
それはそれで重要です。
ただ───
営業時間外だけでみると
人時売上高は「0円」───
こうして数字を意識することで
少しでも、
営業時間外の仕事について───
今と同じ結果を
今よりも少ない労働時間で出す
そんな方法を
みんなの知恵と工夫によって
生み出すことができれば───
それはそのまま直接的に
人時売上高の向上へと繋がる
ということについては
理解していただけたと思います。
■営業時間内に移せる仕事を探す…
そして
ここからは私の経験に基づく
アドバイスになるのですが───
営業時間外にしている仕事のうち
営業時間内に移しても
大丈夫な仕事はありませんか?
もしこれを見つけたら───
売上を生む営業時間内に
移してみてください。
それだけで営業時間内の
手すきの時間が埋まります。
もちろん、
繰り返しますが───
冒頭でお伝えしたように
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・商品・接客のレベルが落ちたり
・お客様満足度が低下する
・働く人が辛くて辞めてしまう
(シフトに入りたくなくなる)
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さらには
働く人の負担(ムリ)が増えない
(むしろ楽になる)
ことが大前提となりますので
その点だけはお間違えなく。
ということで
今日のまとめです。
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【本日の生産性向上のヒント】
生産性を示す
人時売上高を上げるために───
売上を生まない
営業時間外の仕事を
売上を生む
営業時間内に移してみる
(もちろん、先の前提を守りつつ)
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ということで───
最後までお付き合いいただきました
みなさまには心から感謝しつつ…
同時にさらなる成長と
人生の右肩上がりを願いつつ───
(こういった内容を学んでおくと
間違いなくこれからの社会人生活の
「強み」となります!)
今週も
よろしくお願いしますっ!
元気に笑顔───
そして前向きに───
「団体競技」で頑張りましょう!
それでは───
いってらっしゃいっ!!
※何かあればお気軽にご相談ください
(感想・質問など、なんでもOKです)
コンサルタント
白岩 大樹より😉👍
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