ほししいたけって、ヘルシー食材なの?~しいたけ特有成分で生活習慣病予防!~
ほししいたけのヘルシーパワーを紐といてゆく『ほししいたけって、ヘルシー食材なの?』シリーズ。今回は「エリタデニン」をご紹介します!
と言っても、「エリタデニンって何?」という人がほとんどだと思います。
それもそのはず。エリタデニンは、しいたけとマッシュルームにしか見つかっていない、知る人ぞ知る存在。しかもマッシュルームに含まれているのはごく少量のため、“しいたけ特有”とも称される成分なのです。
主な働きは、血液中の悪玉コレステロール値(LDL)を下げる一方で善玉コレステロール値(HDL)を高め、総コレステロール値を下げるというもの。そして、血流をスムーズにすることで血圧を下げる働きも報告されています。
生活習慣病と深い関係にあるコレステロールと血圧。その両方に有効なエリタデニンは、まさに一石二鳥!ぜひ上手に摂りたいところです。
しいたけは、生でも乾でもどちらでもOK!ただしカリウム同様、水に溶けやすい性質を持っているので、生しいたけの場合はスープや鍋料理などがおすすめです。
でも、ほししいたけファンクラブとしては、やはりほししいたけを推したい!エリタデニンが溶け出た戻し汁ごと料理に使える上に、ビタミンDが生したけより豊富なのも嬉しいポイント。ビタミンDは、近年、心血管系・免疫系等への作用が報告されているレポート(※)もあり、生活習慣病の発症予防が期待できると言われているのです。一石二鳥のエリタデニンにビタミンDが加わって、一石三鳥?!
とはいえ、食は予防の一要素に過ぎません。適度な運動なども忘れずに!
(※)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」