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12.相棒回顧録
実は先日、小学3年生の頃から飼っていた実家の愛犬が亡くなりまして。
僕が今23歳で、飼い始めたのが8歳の時だから
15年。人生の約3分の2を共にした、僕にとって
唯一、「相棒」と言える存在でした。
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思い返すこと2009年。
僕は当時、動物が苦手で小型犬でも触れないくらいでした。そんな中飼うことになった君。
最初はおっかなびっくり触ってたけど徐々に慣れていって、今では大型犬でも躊躇なく触れるくらい動物が好きになりました。
今では動物が大好きな僕ですが、そんなきっかけを作ってくれた存在でもありました。
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そして時が経ち、僕は大学生になり、上京。
なかなか会えなくなったけど、暇を見ては実家に帰り、年老いていく君を見守ってきました。
晩年は徐々に目が見えなくなったり、後ろ足が不自由になって動きにくくなったり、君が死に近づいていってる事実に悲しくはなったけど、会えるチャンスを見つけて頻繁に会いに行くことが出来て良かったです。
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最後に会ったとき、トイレも自分で出来なくなり、介護した時、「ああ、そろそろなのかな、、」と思ってしまった自分もいます。
でも、君は2ヶ月以上頑張って生きてくれました。
10月の頭、君が危篤状態になったとなり、「いよいよか、、」と1人家で涙したこと。
そこから君が1ヶ月半も辛抱強く生きてくれたこと。
そして、日曜の朝、僕が起きる時間と同時に虹の橋を渡ったこと。
ここ一ヶ月、怒涛の日々で君のことばかり頭によぎりましたが、それも今となってはいい思い出です。
君が亡くなった日の朝、やけに天気が良く、雲一つない晴れ間だったのを鮮明に覚えてます。
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君と過ごした日々は多分僕の人生の中で色濃く記憶に残る時間になると思います。
君が家にやってきた日のこと。
誕生日に毎年ケーキを食べさせたこと。
君の家族たちと一緒に遊んだこと。
犬用の大きいプールに行って遊んだこと。
ベッドで一緒に寝たこと。
僕が帰省するたびに吠えて迎えにきてくれたこと。いい思い出ばかりです。
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そして、最後に謝らせてほしいです。
散歩サボってごめん。嫌なことがあったときに当たってごめん。
最期、会いに行けなくてごめん。
普段、感動する映画を見ても絶対泣くことのない僕ですが、君のことだと涙が溢れて止まりません。
でも、湿っぽいのは嫌だから。
泣き尽くして、悲しみが暮れたら、前を向いて進もうと思います。
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これからの人生、色々あるだろうけど、君と上で会うときに恥ずかしくない人生を送りたい。
そんな気持ちです。
また、やかましく吠えながら迎えに来てください。
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友よ、安らかに眠れ。
今までありがとう。
(2024.11.27 カラカラ山)