安全なホルモン補充療法なら積極的に受けるべき
抗老化にはいろいろな取り組み方がありますが、たるみやしみ、しわを治療して外面を若くすることだと思っている人が多いでしょうね。
しかし、身体の中から元気になる治療を行うこともとても大切で、その治療の最高峰が「ホルモン補充療法」なのです。
ふとしたときに老化を感じることがあります。
・今までのような頑張りがきかない
・一晩寝ても疲れが取れない
・お酒が弱くなってきた(笑)
・性欲が落ちてきた、または無くなった
・意欲がわかない、何をしても楽しくない
・前にできていたことがスムーズにできなくなって焦る気持ちがある
・イライラしてそれを周りにぶつけてしまう
・もっと仕事をバリバリこなしたいのに、もう一歩の貪欲さがなくなってきた
などなど、患者さんの様々な訴えを聴くたびにホルモンのレベルが下がっていやしないか、と私は考えてしまいます。
婦人科で受けるホルモン補充療法は更年期症状を緩和するために行う治療で、合成ホルモンを使用することがほとんど。
それを受けたことで快適な生活を送っておられる方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、中には合わなくて副作用が出たためにやめてしまった、という方も。
そういう方々が当院にいらっしゃって、ナチュラルホルモン補充療法を希望されるのです。
私たちは現在のところ、ご自分でやってみたいと決めてこられた方にしか、ホルモン補充療法をお勧めしていません。
本当は、いろんな症状でお悩みを抱えておられる患者さんに、こんな治療がありますよと提案したい気持ちはやまやまなのですが、
ホルモンというものに対する日本人の抵抗感は大きいと感じているので、言い出しにくいのです。
私たちが行っているホルモン補充療法は「バイオアイデンティカルホルモン」といって、体内で私たちの身体が分泌しているホルモンとまったく分子構造式が同じものです。
身体は自分が分泌しているものと同じと認識し、違和感なく受け入れます。だから副作用がないのです。
これを日本ではわかりやすく「ナチュラルホルモン」という言い方をすることが多いですが、ナチュラルというと自然の物から作っているように誤解を招くので、欧米ではバイオアイデンティカルホルモン bioidentical hormone と呼んでいます。
年齢とともに分泌が減ってくるホルモン。
必要な量を適切にナチュラルホルモンを使って投与すれば、霧が晴れたように明るくハッピーな生活に変わること間違いなしです。