2、筋肉あり 便秘太りタイプ
背中、特に腰やお腹まで筋肉ガチガチになって腸の働きが悪くなっているタイプです。大便の70〜75%は水分で、それ以外が固形部分です。便が長く腸に留まると、便の水分が腸に再吸収されてしまいます。そうすると、毒素を含んだ水分が腸に再吸収されてしまいます。
それが、肌荒れや、くすみ、むくみ、お腹の冷えなどの原因になってしまいます。お腹周りがむくみや冷えが常にある状態だと、老廃物も排泄されずむくみやすく、皮下脂肪が付きやすくなります。
①このタイプはなぜ太る?
毎日しっかり便が出る人でも、腸壁には3〜5Kg溜まっているといわれています。便秘の方になると10Kg 15Kgの宿便が溜まっていることも珍しくはないようです。
つまり、便秘の方は溜まった便を出すだけでも体重が大きく減り、ぽっこりお腹がスッキリします。
それだけで、健康的にダイエットすることができます。
②『かくれた体質』発見チェック
◎どこが太りやすい?⇨お腹
内臓脂肪が多い場合前にぽっこり出て、つまむと分厚いのが皮下脂肪です。
便秘や下痢を繰り返すのも、腸の機能が低下して脂肪を溜めやすい原因です。腸の機能が低下したまま放っておくと、オナラが臭くなったり、体臭までも影響が出ます。
お腹には下半身につながる太い動脈があるので、便秘で腸が硬くなることで下半身の血流も悪くなります。
◎食事の傾向は?⇨野菜少なめの食事、水分をあまり取らない
一日を通して野菜が少な目の方が多いです。野菜の中でも特に水分の多い野菜や生野菜が少ないのがこのタイプです。
また水分補給があまり得意でない方が多いようです。水分でも、水やお茶など、あまり味のない飲み物が苦手な方が多いです。
またお腹がグーっとならないのも便秘による消化不良の証拠です。
◎カラダの不調が出るのは?⇨背中、腰お尻のコリ
背中でも、肩甲骨から腰お尻にかけて固くなっている方はこのタイプです。腰痛などがなくても、筋肉がコリ固まっていたり、触ると冷たいのが特徴です。
カラダ全体が重くなり、眠りが浅くなったり、神経が休まらないと感じたら要注意です。
◎お肌のトラブルは?⇨くすみ、肌のたるみ
皮膚のすぐ下には血管があるので、皮膚の色は血管の色そのものです。便秘の場合、お顔全体にくすみが出ます。
また顎の周辺に吹きものが出るのも消化不良のサインです。
③あなたは『かくれ〇〇体質』かも⁉︎
そんなあなたは、
かくれ 毒素溜めこみ体質 です‼︎
宿便の正体は…
実は便の70〜75%は水分で、それ以外の部分が固形部分です。便が長く腸内に滞ると、便の水分が腸に再吸収されてしまうのです。
そうすると、毒素を含んだ水分が体内を駆け巡ってしまいます。それが、肌荒れやくすみ、カラダのだるさ、むくみ、お腹の冷えなどの原因になってしまいます。
また、腸には多くのヒダがあって、そのヒダが運動して便を排出する仕組みになっているのですが、そのひだの部分に添加物や酸化した油、植物性の人工油脂などが詰まりやすいのです。
便秘の腸の中はどうなってる⁉︎
36度前後の体内にすでに発酵した便が溜まるわけですから、真夏に外に放置された生ごみのように、老廃物が悪玉菌で腐敗してしまいます。
その毒素が腸壁から吸収されて血流に入り、カラダの隅々まで送られることになります。それが「くさいオナラ」の正体でもあります。
このような腸内環境が悪い状態を放っておけば、腸内の炎症が起き、ポリープや大腸ガンの原因にもなり兼ねません。便秘が、女性が大腸ガンになる確率が高い理由の一つと考えられています。
宿便が溜まってしまう原因は大きく二つあります。一つは食べ過ぎによって胃腸の処理能力が限界を超えてしまう場合。
二つ目は心配事、睡眠不足、水分の摂取不足、食物繊維の摂取不足、現代的な食事の内容などが、胃腸の処理能力を衰えさせてしまうことです。
これらが重なった時に宿便が溜まりやすくなると言われています。
かくれた本当の敵は、『滞留便』!
とにかく腸内の便を出し切りましょう!
④『体質改善ダイエット』のためにすること
◎「できあい」の食事より「手作り」の食事を!
酸化した油や添加物は、便秘や宿便の大きな要因です。ドレッシングなどはなるべく手作りにしましょう。
食べるものも大切ですが、さらに気にかけてほしいのは食べる順番です。
1、「含水量の多いフルーツや野菜」
「食物繊維を多く含む根菜類」
2、「魚・肉などのおかず」
3、「ご飯などの主食」
の順に食べると、その食物繊維は消化されずに腸に溜まって、その後に食べたものを絡めて排出してくれるのです。
⭐︎マメ知識⭐︎
おすすめレシピ
オリーブオイル 大1、バルサミコ酢 大1、ドライパセリ・塩・胡椒などお好みで
◎毎日「10分入浴」&「腸マッサージ」
腸などの消化器系は、副交感神経が優位にならないと働きません。ゆったりとリラックスする時間がないと、副交感神経のスイッチが入らないので便秘になるのです。
よく、「タバコを止めたら太った」という話を耳にしますが、それはリラックスする時間がなくなって便秘になることも多くあります。
またシャワーで済ませず、湯船に入るようにしましょう。湯船に浸かると自律神経が整い副交感神経が優位になるので便秘に効果的です。
⭐︎マメ知識⭐︎
◎腸マッサージ
お風呂の中で、グーの手にした拳で、腰からお尻の割れ目に向かって背骨にマッサージすると、腸が刺激され便通が良くなります。
この方法ならお腹を直接刺激しないので、便秘の方でも痛くありません。また、腰を刺激することで副交感神経が優位になります。
『体質改善ダイエット』生活習慣必須10項目は⇨コチラ
⑤かえって逆効果⁈なNG行為とは?
✖︎トイレをガマン⁉︎
「トイレに行きたい」と感じた時は、まさに「出るタイミング」です。ガマンをし続けてしまうと、「排便感知センサー」が効かなくなってしまいます。
✖︎満腹
便秘の時、また出が悪い時には、「便秘に良い」と言われるものをあれこれ食べがちですよね。
でも実は逆効果です。出ないと感じたら、腸をはじめとする消化器系の負担を減らすことが先決です。体内のデトックスを心掛けましょう。
⑥『体質改善ダイエット』へのゴール
便秘太り脱出のゴールは、
単に毎日出るだけでなく、宿便を出し切って「キレイな腸」にしてダイエット成功!
腰、お尻の筋肉をしっかりほぐして、神経をゆるめてリラックスすれば、毎日すっきりデトックスできます。
デトックスというと「いっぱい汗をかく」イメージが強いですが、実は「便・尿・ガス」が、カラダにとって真のデトックスになります。
特に腸内環境を整えれば、便とガス両方のデトックスにつながり、太りにくくなります。