【体験談】ここがつらいよ場面緘黙症
こんにちは。
今回は場面緘黙症のつらいところや、あるあるを書いていこうと思います。
症状の重さは人それぞれなので、これはあくまで私の症状による体験談です。ご了承ください。
友達ができづらい
まずはこれですね。
自分から話しかけるのが困難なので、当然友達ができる確率は下がります。
私の経験としては、中学1年生のときに友達が誰もいないクラスになって、誰にも声をかけられず1年のほとんどをぼっちで過ごしました。
あとは、高校3年生のときに、同じクラスになった部活の友達から、その子の友達を紹介してもらったのに全く話せず、ここでも1年間ぼっちになってしまったこともあります。
これは場面緘黙症では避けられない問題だなと思います。
グループワークが地獄
本当に地獄です。全く話せなくなる。
ペアワークはまだいけるんですけど、複数人になった途端、喉がキュッとなって声が出ない。
こちらに話を振ってくれる神のような人がいれば、なんとか意見を出すという条件はクリアできますが、そんな人がいなければ、何も意見を出せずただ固まったままの役立たずの完成です。(言い過ぎ)
学校では必ずグループワークってあるので、これも避けられない問題ですね。
咄嗟に声が出ない
事前に呼吸を整えて準備をしてからじゃないとちゃんと話せないので、突然声を掛けられると声が出なくなります。
以前、大学の講義が終わって友人と雑談しているときに、あまり話したことのない子からいきなり肩をたたかれて、別の講義に関する質問をされたときに、首を縦に振ることしかできなかったです。
ちゃんと話せなかった自分が情けなくて落ち込みました。
当てられる授業は常に緊張
大人数で受ける講義は当てられることがなくて気が楽ですが、少人数の講義は当てられる場合が多いので最悪です。
常に緊張で集中できません。
以前、自動車学校の学科の授業で気を抜いていたらいきなり当てられて、全く声が出なかったことがあります。
先ほど書いたように咄嗟に声が出ないのもありますが、周囲に人がいることへの緊張や、合っているか不安になっていることが原因だと思います。
後悔が多い
なぜあのとき話せなかったんだろう…という後悔が多いです。
去年、ゼミで発表をしたときのことです。
私は緊張のあまり震えながら必死で発表しました。
何とか発表が終わり、ほっとしているときに担当の教授に話しかけられました。
違う日に別の人が発表したときにも話しかけていて、二人でとても和やかに話していたのを私は見ていました。
私もあんな風に話したい!そう思っていたんですけど、なぜか声が出ませんでした。
多分、緊張から一気に解放されて気が抜けていたときにいきなり話しかけられたからだと思います。
相槌を打つことしかできなくてとても気まずい空気になり、教授はすぐに離れていきました。
今でも思い出して後悔の気持ちに苛まれます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
場面緘黙症だとこんなことが起きるのか!と思ってもらえていたら幸いです。
なぜこんなに体験談を書いたのかというと、場面緘黙症の人の救いになったらいいなと思うからです。
このnoteを読んで、「私だけじゃないんだ」と少しでも安心してもらえたら…。こんなに嬉しいことはありません。
また、場面緘黙症でない人には、少しでも場面緘黙症というものを知ってほしいという思いもあり書きました。
理解が広まることが、当事者の心を救うことに繋がると思います。
少しでも理解が広まりますように…。
最後まで読んでくださってありがとうございました。