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統合失調症青春狂騒回想録発症後2度目の入院編 4

 しばらくして、えらい可愛い子が入院してきた。t子はいっちゃいなよ。と言っていた。その子は広告代理店の夫と結婚しているがうまくいってないという。その子と話すようになって、ヨガをやっていたら、変なふうにみられているかな?という軽い症状だということがわかった。僕はそのとき読んでた本ソローの森の生活https://amzn.to/4dJPpDuに連絡先を書いてその子の部屋の机に置いておいた。そしたら、女子部屋に入ったことが問題となり、またも二週間、隔離室。今回の隔離は暴れる心配がなかったので、手足は自由だが、それでも二週間は長かった。
 この二週間の間の隔離のとき、男性看護師がいつも通り食事を持ってきてくれたのだが、一緒に来た女性看護師が男性看護師を遊びで閉じ込め、僕と二人っきりにしてしまった。僕はケタケタ笑っていて、男性看護師はドンドンドンと扉を叩き女性看護師の名前を読んでいた。そのうち、女性看護師が開けて、男性看護師は外に出られたのだが、なかなか面白い一場面だった。 
 隔離室にいる間、本を三冊までいれてもらえるのだが、その中でtx君が差し入れでくれたphtoグラフ集を観てるとき、ライオンの写真があった。独房という場所はすごく内省的になる場所で、そういえば、父方の祖父は絵を描くことが趣味だったなと思い。色鉛筆を借り、ライオンの絵を描いた。これが自発的に絵を描きだす最初だったと思う。色鉛筆はダイソーのもので色がつきにくかったので、舌で舐めながらかいた。出来はまあまあだったと思う。

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