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継続はチカラなり。「学び成長」し続けることが最大のチカラとなる。

先日お話した8つのチカラ。今回が最後のチカラとなります。

それが我々の根源的なチカラ、「学びと成長」のチカラです。

学生時代は学ぶだけで良かったものが、社会人ではそれを駆使して実践していく必要があります。会社だけでもありません。子育てにITにとこの世の中は学ぶことばかりなのです。

如何にしてこのチカラをつけることができるのか?もお話していきたいと思います。


このチカラは何を与えてくれるか?

学びと成長のチカラは、よりアナタを豊かにしてくれるでしょう。

当然ですが、学び成長していないと給料は上がりません。ちょいメシプロジェクトメンバーであるキシ、森下(仮)ふたりともITや医療関係におり、その技術は日進月歩です。

そういった業界だけではありません。最近はVUCAと言われ、社会の変化が多様な時代。飲食店などのサービス業も激しい変化に見舞われています。

変化に適応していくことは、それ即ち学び成長することでしょう。


チカラを育てるテクニック

・こんな人は危ない!

上記したとおり、社会や環境は大きく変化していきます。変化に鈍感な人は注意が必要でしょう。

・もう自分が出来上がってしまったと思っている
ある程度、仕事に慣れてくると業務を”回せる”ようになります。これはこれで目指すところですが、その頃にはもっと上の目指す道が見えているはずです。”ここまでで良い”と区切ってしまうと、いつのまにか状況が変化し評価されない人材になってしまうことがあります。
・自社の業務でいっぱいいっぱい
学び成長しようと言っても、本業の難度が高く苦労することもあるでしょう。しかしその状態が5年10年続くようなら、アプローチを変えることも必要かもしれません。目先ではない他の観点から学んでみると、意外とうまくいくこともあります。例えばチームや対人関係なら心理学や行動経済学なんかは、びっくりするほど為になります。
・一人でやることこそが学びだと思っている
これは日本の教育の弊害の一つでしょう。机に向かって教科書を読む、資格試験に挑戦する。確かに一人のほうが効率的なこともありますが、今は輪読会やセミナーなど多く存在します。一人ではなくチームとして仲間として学ぶことで、大きな成果につながることになります。


自分の限界を定めず、目の前のことにいっぱいいっぱいにならず、出来る限り皆を頼って学び合うことが、自分の成長につながる方法ということです。


・育てる方法

「自分の限界を定めず、目の前のことにいっぱいいっぱいにならず、出来る限り皆を頼って学び合う」というお話をしましたが、少し具体的にいくつか学習力を高める方法を紹介します。

・個人で頑張る
・みんなで頑張る
・人を育てる


・個人で頑張る

これはあまりにも有名になってしまったので皆さんご存知かもしれませんが、読書猿さんという方が独学について独学大全という本を出版されています。

目標設定から動機づけから、情報収集から具体的な技法まで。すべて書かれているので、追加でこちらで解説することはありません。

ぜひ、Amazonのサンプルページだけでも見てみてください。


・みんなで頑張る

一人でモチベーションが保てないようなら、誰か仲間たちと勉強会や輪読会を開くのも良いでしょう。

セルフマネジメントのときにもお話しましたが、メンターを作ることは自身の成長を促してくれる良いきっかけとなります。

まずは社内からでも良いでしょう。こういう会を開催していくと、間違いなくリーダーシップやファシリテーションスキルは向上していきます。


・人を育てる

私がイチオシしているのはこの方法です。人にものを教える時には、それ以上に自分が学んでいる必要があります。

また、「教え子」を見ていると、他の人が何がわからないのか?どういう思考をしているのか?がわかってきて、多角的な観点が持てるようになります。これはラーニングピラミッドとして説明されています。

ぜひ、2年めからでも新入社員に積極的に教えていきましょう。

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チカラを使いたいシーン

・初級編

先述した”ラーニングピラミッド”の75%の項目では、”自ら体験する”というものがあります。これは社会人であればOJT(オン ジョブ トレーニング)と呼ばれるモノと等しいでしょう。

学生時代は”学び”だけで良かったのですが、営利団体である企業では”実践”の比重が高くなります。

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ただ、OJTは入社後(研修を経て)すぐに開始され、あまり考えるが余地ないこともあります。また、OJTのトレーナーも”育成の素人”で、OJTに失敗することも多く存在します。

なので、この項目ではOJTに失敗しない、重要な考え方を説明したいと思います。()書きで

・どのようにありたいかを想像し観察(させる)
社内でどういう人になりたいのか、どの立ち位置まで昇進したいのか、そのためにはOJT中に何を学ぶべきかを考える時間を作りましょう。
ToBe(ありたい姿)とAsIs(現状)のGap(差)を、どうAction(行動)していくのかを考えるのは新入社員研修で必ず学ぶことでしょう。

・背景と目的に注目する(させる)
OJTの目的の一つに”企業の価値観の理解”があります。1つの業務を任されても、その先に意図や目的があるのです。
もし、先輩社員からのリテイクが多いようなら、その先輩社員に思い切って背景や目的を聴くと良いでしょう。思わぬ誤解をしていたかもしれませんよ。

・結果、成果を分析し振り返る(させる)
個人的に一番重要なのが、この振り返りです。連続性のある業務であっても、多くの場合が期限のあるタスクに落とし込むことができます。うまくできたか?改善点は無いか?を考えながら業務するようにしましょう。
なお、そのためには成果を正確に評価できる事前の準備も必要になるので、その点も注意が必要です(割愛)。


ココに書いたことは、社会人人生において50年は使える考え方です。それをOJTのときに身に着けておくことが、あなたのちょいメシ生活を捗らせることになると覚えておきましょう。


・上級編

さて、学びや成長の上級編とはどういうシチュエーションでしょうか。前述の通り”育成する”側になったときも、上級編といえるでしょう。

他には、学びを実務に活かす時、例えば研修で学んだことや資格試験で学んだことを、どう業務に活かそうか?と考えることも上級編と言えます。

実は、学んだことを活かせない人が多くいます。ほんとうに多くいます。(この件は次回のコラムで話す予定です)

このチグハグが発生する理由として挙げられるのが、目的の不理解未熟な目標設定からアクションプランのせいです。

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まず、目的の不理解です。

何のために”学んだのか?”を理解していないケースです。研修や資格試験などは、何か目的があってすることで、その目的が理解できていれば活用できる場所もイメージできるはずです。

引き出しを開ける癖付けは重要ですが、”目的”をタグ付けしておけば取り出しやすい状態になります。

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次に、未熟な目標設定からアクションプランについてです。

ある程度大きな会社となれば、毎年の目標設定から振り返りから、制度上は充実していることと思います。(上司の無理解により正しく活用できていないことも多いですが)

自分がどうありたいかと、組織として求めていることを摺合せ、どう成果をだしていくのかと、どう成長していくのか?などを最初にデザインする工程が重要です。

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難しいことを言うと、研修や学習などは計画時点で必ず”どう活かすか”までデザインされているべきです。

どう活かすか?と後から考えている時点で、目標設定やアクションプランが未熟だということです。繰り返しますが、これを完璧にこなすのは難しいことです。


ぜひ、学びと成長のチカラを育てるために、目的や目標を明確にし、活かし方までデザインした状態で学んでみてください。

業務中に「自分ってイケてる!」と思える瞬間が、きっと訪れるはずです。

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