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ケイ素/Si:クリスタルクリアなボディへ

原子番号14の元素。
語源は、ラテン語で、火打ち石を意味するsilexに由来する。

火打ち石の原料になる鉱物は二酸化ケイ素が主成分である。

実は、自然界では酸素に次いで、第2位に多いのが、ケイ素だ。
地球のマントルの20%はケイ素でできている。
岩石や土壌の主成分である。

鉱物の中でも、無色透明で六角柱状の美しい結晶構造を持つものを水晶(クリスタル)と呼び、浄化の儀式に用いられる。

実は、エレクトロニクスの分野に不可欠の半導体には、ケイ素が欠かせない。
コンピューターのチップや回路などに用いられている。
スピリチュアリティにもテクノロジーにも両方欠かせないのが、ケイ素である。
地球を構成する元素は、人の体も構成するのに欠かせない。

ケイ素:Silicon

ケイ素は、血管・骨・関節・皮ふ・毛髪・歯・爪など私たちの身体のあらゆる細胞に含まれている必須ミネラルで身体の生命活動を支える土台を作っていると言える。
ケイ素は、コラーゲン・エラスチン・コンドロイチンなどを構成し、結合組織を丈夫にする働きをしている。
弾力のあるしなやかな皮膚、血管、骨、軟骨などを作るのに不可欠である。
その他、体内時計の中枢であり、直感力の中枢とされる第3の目(サードアイ)とされる松果体を構成する主な元素は、ケイ素だ。
ケイ素の役割としては、

骨・髪・爪・皮膚の形成
血管の弾力維持・動脈硬化予防
松果体の機能維持
活性酸素の消去
免疫力の維持
重金属の解毒
老化予防

などがある。


ケイ素の欠乏

ケイ素は、多くの食品に含まれているが、オルトケイ素という状態になっていないと吸収が悪く、不足気味の人も多いとされている。
食物繊維の不足や精製された白い穀物の多食で消耗する。
また、若い頃にはケイ素の吸収力が良いが、老化と共に吸収力が低下し、不足していくとされている。
ケイ素の不足は

皮膚の老化:たるみ、しわ、くすみなど
爪や髪の異常:爪が割れる、抜け毛など
動脈硬化
セルライト
骨粗鬆症
腸内環境の悪化
松果体の老化(石灰化)


などを引き起こし、老化を促進する。


ケイ素の弊害

水溶性のケイ素に毒性は報告されておらず、通常は、体内に吸収され、不要なケイ素は尿中排泄されるため、過剰症や中毒症状はないとされる。
不溶性の結晶化した鉱物のケイ素の粉塵の吸入は、WHOにおいても発ガン性あり(group1)に認定されているが、通常、食品やサプリメントにおいては、使われることはない。


ケイ素を含む食材

未精製の穀物、海藻類、貝類、ジャガイモなどに多く含まれている。
食品からの吸収率は悪い。
ケイ素が豊富に溶解したミネラルウォーターからの摂取も可能。
1日に必要なケイ素は、10〜40mgで、補給が必要。
欧米では、非結晶性で水溶性の安全なケイ素サプリメントは一般的に使用されている。

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