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Dr.LION式 医師の4クワドラント分類

初めまして、Dr.LIONと申します。

高校時代に『金持ち父さん、貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著)が流行り、友人が貸してくれましたが、当時の私には内容の重要性が分からず、途中まで読んで返しました。

『金持ち父さん、貧乏父さん』の重要性を高校生で理解できていた友人たちは、東大や有名私立の文系に行き、金融の世界に進み、世界の金融の中心地ロンドンにも留学しており、同級生の中でも早々に2000万円プレーヤーになっていました。

私も、大学を卒業してから、
「資本主義社会で生活しているのに、資本主義社会の仕組みやルールを全く知らないのは不利過ぎる!!!」
と痛感し、再び『金持ち父さん、貧乏父さん』を読み、深く共感しました。

今回は、ロバート・キヨサキ氏が提唱する4クワドラントを、医師に当てはめ、「Dr.LION式 医師の4クワドラント分類」としてまとめました。

現在、勤務医や開業医として働いている先生も、将来医師として働く医学生も、医師という職業についてよく知らない方も、医師免許という最強の国家資格を取得した後の戦い方について丁寧に解説しておりますので、楽しんでいただけるかなと思います。


◆自己紹介

私は、医学部在学中に初めて遺伝子について学んだ時に遺伝子の仕組みの奥深さと可能性に魅了されました。

医学部在学中にハーバード大学に留学し、遺伝子の研究に携わりました。

留学中には、ハーバード大学の関連病院であるMGH(Massachusetts General Hospital)、Children’s Hospital、Brighan and Women's Hospitalなどにも行きました。

帰国後は友人とUSMLEの勉強会を開催したり、沖縄海軍病院のExternshipプログラムに参加したりして国内に限らず、海外での医師のキャリアについてもたくさん学びました。

医学部卒業後は大学院に進学し、癌ワクチンの研究に従事しました。

その後、祖父が経営している創業50年以上の株式会社で副社長と経理部長を兼任し経営について学びました。

現在は院長として働きながら、医療法人の副理事長として全国40以上の関連クリニックのマネジメントを行っております。

2022年にオンライン診療クリニックの立ち上げに関わり、現在も医療コンサルをしています。

また、同年に法人を設立し、医療ライティングや医療監修、エキスパートマッチングを行い、1期目は医師の年収の半分くらいは売上げが上がる見込みです。

①世の中の仕事は大きく2種類に分類される

医師に関わらず、この世の中の仕事は残らない仕事(労働収入)残る仕事(権利収入)の2つに分類されます。

労働収入だけだと、自分が病気や怪我で働けなくなった途端に、翌月からの給与の振込みが止まってしまい、貯金を切り崩しながら生活していくしかなくなります。

インフレが進みつつある日本においては、せっかく貯金をしていても貨幣価値が下がれば、相対的に貯金している日本円の価値は目減りしてしまいます。

そんな時に、不動産収入などの毎月定期的に入ってくる権利収入があれば、労働が一時的にストップしても、毎月収入として口座にお金が振り込まれます。

複雑な世の中に見えますが、この世の中に存在する仕事は、残るか残らないかの2つしか無いのです。

②医師としての選択肢を知る

「医師の2024年問題」で医師の働き方改革が進めば、時間外労働は規制され、給与所得が減る医師も増えてきます。

闇雲に休日の外来や当直のバイトを増やしても、結局はベースの給与所得と合算され、税金で半分程度は持っていかれてしまいます。

まずは、医師の働き方には何があるのか、医師免許を活用するにはどの副業が有利なのか、選択肢を眺めてから自分に合った進路を決めた方が結局は近道です。

◆医師免許の使い道は?

医師免許の使い道は多岐に渡ります。

ボストンにあるハーバード大学に留学した際には、ボストン日本人会に所属し、日本各地から終結した医師や研究者と知り合いになりました。

日本の医学部という閉鎖的な空間にいた20代前半の私には、かなりのカルチャーショックでした。

この他にもたくさんありますが、以下に代表的な医師免許の使い道を列挙していきます。

◆医師免許があると就ける職業

・勤務医(国内、海外)
・開業医(保険診療、自由診療)
・研究者(大学病院、製薬会社、研究所等)
・保健所長
・産業医(産業医大卒以外は毎年講習が必要)
・保険会社の社医
・介護老人保健施設
・医系技官
・矯正医官
・バイト医(健診、医療脱毛、AGA等)
・オンライン診療医

◆医師免許があると取得が有利な資格

・全ての試験が免除される資格

・放射線取扱主任者(定期講習の受講は必要)
・作業環境測定士
・船舶衛生管理者
・食品衛生管理者、食品衛生責任者

・一部の試験が免除される資格

・労働衛生コンサルタント
・職業訓練指導員(臨床検査科)

・受験資格が得られる資格

・東京都公害防止管理者


いかがでしょうか。

紹介したのはほんの一部に過ぎません。

医師免許という資格を1つ取得するだけで、こんなにも働き方の幅が広がります。

もちろん、医学部に合格し、試験や実習を乗り越えて医師国家試験に合格するのは並大抵の努力や精神力では達成できません。

しかし、努力に見合うだけの選択肢を得られることが分かります。

◆Dr.LION式 医師の4クワドラント分類

前の章では、医師免許があれば就ける職業や、取得が有利になる資格についてまとめました。

今度は、医師の働き方を、下記の4クワドラントの組み合わせで分類していきましょう。

表の左側(赤枠)が残らない仕事(労働収入)で、表の右側(青枠)が残る仕事(権利収入)です。

[図]医師の4クワドラント分類 ©Dr.LION

①E:勤務医 ①´E↑:勤務医(過労型)

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