ドリルQ&A(2019年4月時点)
展示プラットフォーム「ドリル」Q&A
ドリルプロジェクトログ
https://drill00.tumblr.com/
◇ドリルとは?
ドリルは、1つの場を共有しながらそれぞれがそれぞれの目的の為に成長していく展示プラットフォームです。
同時に、スタイル、価値判断、将来のビジョンが異なる人たちと共に場を共有することによって、お互いに影響し合うことでこれまでにはなかったスタイル、価値判断、表現形式が生まれる場を目指しています。
◇ドリル開催歴
2018年8月24日〜26日
「exercise : 多様なプラクティス#1」展
Gallery NIW
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2018年12月7日〜16日
「ドリル02」展
ギャラリーTOWED
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2019年3月6日〜3月17日
「ドリル03」展
GALLERY FREAKOUT
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*「exercise : 多様なプラクティス#1」展はドリルのプロトタイプとなる為、実質的なドリル01として位置付けています。
◇ドリルのサイクル
ドリルは、「展示をする」→「フィードバックをする」→「制作する」→「展示をする」→……
のサイクルを3ヶ月毎に繰り返していく中で成長していくプロジェクトです。
◇ドリルにおける展示空間とは?
作家ごとに目的が違いドリルの定義付けも違う為、展示空間は純粋に鑑賞者に作品を見せる場と限定されず、アトリエと捉える作家もいれば実験の場として、自分の作品を見せる個展として、グループ展として全体のバランスを配慮する作家など別々のアプローチによって複合的に構築されています。つまり、ドリルの展示空間は一つのパースペクティブで回収することの出来ない「何かであり、同時に何か出ない矛盾を抱えた空間」なっています。また展示空間は会期中に相互作用しながら常に変化を繰り返す空間でもあります。
◇オブザーバー制度
ドリルではオブザーバー制度を採用しており参加作家ともにミーティングに参加し、その動向観察することで作家本人が見落としている変化を客観的に評価する役割にあります。また作家やドリルのシステム自体に揺さぶりをかけ、変化を促す役割も持ちます。
◇ドリルの介入可能性について
ドリルの第三者の介入に対して一定の許容を設けています。それは第三者からのアクションによる変化を受け入れる為です。ドリルは必ずしも作家のみがプレイする場ではありません。鑑賞者(また別の立場から)としてドリルに介入しプレイすることも可能です。
◇ドリルにおける「ゆるさ」とは?
フィードバックをベースにした帰納型では汲み取ることの出来ない、直感的でフィジカルな反応に対応する為ドリルでは「許容」「ゆるさ」「なんとなく」などの曖昧な判断を積極的に取り入れるようにしています。
*写真撮影: 東地雄一郎