博士、ストレス耐性を評価される 他4品【ちょこっと回想録】
こんばんは、Dr.りけ子です。昨日お休みをしたので、今日の「理系博士のちょこっと回想録」は、6月17日&18日の2日間のつぶやき、計5品を掲載しました。
①博士、ストレス耐性を評価される
D2の就活、ポスター発表の場で直接言われたことです。課題解決力や分析力、探求心などが、博士のスキルとして取り上げられることが多いですが、まさか「ストレス耐性」が挙がるとは。
困難に直面した時や泥臭いことをやる時に、やり切れるだけの忍耐力があると、その方は表現していたのかなぁと。指導教員(上司)からの理不尽な要求や雑用に対する耐性を言っていたのかもしれないけど(会社でも同じようにあるのです……)。
②自分の”当たり前”が、どこかで役に立つことも!
研究に限ったことではありませんが、自分が当たり前に思っていることは、当たり前とされている領域から離れたり、他の人に話してみたりすると、意外と知られていなくて、有益となり得る時があります。
例に挙げたものは、意図せずに役立った話でしたが、日頃から「何かに使えないかな?」とアンテナを張っておくことも、自身の幅を広げるという点で大事なのかもしれません。
③”博士=研究”がキャリアの幅を狭めている
博士人材のキャリアが狭い原因として、受け入れ側の企業が博士を雇用しようとしていないからだ、と言われることがよくあります。上に取り上げた論説では、大学の「研究が1番」という意識も原因の一部ではないかと指摘しています。
「アカデミアがダメだったら、企業に行くしかない」と考える博士人材の話を、実際に身近で何度も聞いたことがあります。企業で働くのは決して楽ではないんですよ……!!学生を含め、研究が身近な人たちに対して、企業で働くイメージを共有することも重要なのかも?
④健康と許容の心は、人間関係の潤滑油
学生時代、なかなかの曲者揃いの後輩たちを指導する際に、イライラしたことが何度もありました。イライラが募りすぎて爆発しそうになった時、「こんなことで自分の心を消費して疲れるの、アホらしいな……」とふと思い。
相手を自分の思い通りに動かそうとするから腹が立つのだから、「まぁいっか」と相手の行動を一旦受け止めて、自分が相手に合わせて立ち回ればいいんじゃない?と考えを改め直しました。
この考え方は、仕事でも大いに役立ちましたが、言葉を話せない赤ちゃんとの生活を送る日々でも役立つなぁと思い、書き留めました。
⑤幸福は数値化できるのか否か
学生時代を振り返ったときに思い出した小ネタです。当時は「何でも数値化することが正義だ!」と思っていたなぁと。
みなさんは、幸福を数値化できると思いますか?
今の私は、いろんなパラメーターを設定すれば、できないことはないと思うけど、しなくても良いかな派です。自分自身の幸福の価値観はその時々で変化するし、数値化して何かアクションに繋げるかと言えば、そうではない気がするので……。
ちなみに、ChatGPTさんはこう思っているようです。
いかがだったでしょうか??就業中の体験談や博士のキャリアといった真面目な話題に加えて、学生時代の小ネタ?も挟んでみました。⑤は一見博士というテーマに関係のないことに思えるけど、どこかできっと役に立つと思っています(笑)。
博士が輝ける社会となりますように!
Dr. りけ子
おまけ
最近のちょっとした悩みです😅
一年半前、当時大事にしたいと思っていた「家族と過ごす時間」と「博士と社会の架け橋になりたいという夢」は、今も変わらず。
けれど、1日は24時間しかないし、最大限に両方とも大切にすることは、至極大変なことだなと感じています。
こどもは自分の好きで産んでいるので、こどもには不自由させたくない。旦那も忙しい。その中で起業を目指すなら、大なり小なり何かを犠牲にすることは避けられないんだろうなと。
人生の選択ってむずいな……そう感じている今日この頃です。