【書籍紹介】文系も理系も盛りだくさん!総勢78名による博士人材の生き様を覗いてみては!?【博士号もちアラサー主婦の独り言。】
昨日から試験的に始めてみた「博士号もちアラサー主婦の独り言。」マガジン。
早速、「内容をまとめて紹介したい!」と前々から思っていた、現役の博士学生さんにオススメしたい、博士な生き様を覗ける書籍を、簡単に紹介します。博士修了後にアカデミアの道に進まれた方にもオススメな一冊です!
今日紹介するのはコチラの書籍!
東京大学フューチャーファカルティプログラム(東大FFP)という、東大に所属する大学教員を目指す大学院生や教育力向上を目指す教職員のためのプログラムが中心となり、企画・制作された書籍です。初版は2017年に発行。
本書の構成は、2部から成ります。
第1部では、博士号取得者のキャリアパスの全体像、各キャリアを歩む上で準備しておいたほうが良いことを、仕事だけでなく結婚・出産などプライベートな人生設計に関することも含めて書かれています。
第2部では、さまざまな専門分野から総勢75名の方々の、キャリアに関するインタビューの内容が掲載されています。分野に偏りがあるものの、人文科学、社会科学、理学、工学、農学、保健、教育と7つの専門領域について、それぞれのキャリアパスを垣間見ることができます。文系・理系問わず、博士人材のキャリア情報を知ることができるメディアは数少ないので、本書は貴重な情報源と言えます。
本書の気になる点としては、東大生が多く、アカデミアで活躍される方々がほとんどなことです。民間企業に就職した博士人材のキャリアパスを知りたい方が読んだら、期待外れになるかも。
一方で、多種多様な分野で活躍される75名もの博士人材のエピソードを読むと、「それぞれ試行錯誤しながら、キャリアを歩んでこられたんだなぁ」と皆さんの努力がひしひしと伝わってきます。
困難に直面したときの、多種多様な試行錯誤や発想の転換が、本書には詰まっています。博士学生さんやアカデミアで頑張る若手研究者の方にとって、今後のキャリアや研究活動におけるヒントが、何かしら得られるのではないでしょうか。
本記事を通して、少しでも内容が気になった方は、大学や近くの図書館で借りたり、本屋さんで購入したりしてみてください!本書を読んだ感想などあれば、ぜひコメント欄へ!
博士が輝ける社会となりますように!
Dr. りけ子(Tsugumi)
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