理想の旅チャリと僕のモンスタークロス2024
20年近くチャリ旅をしているが、今が一番チャリ旅にハマっている僕の現在地。
モンスタークロスを組み、行ける場所・できる遊びが広がったのが大きい。
◾️理想の旅チャリ 2024
もし旅に出る自転車を1台だけ持つならば、多少のグラベルでびくともしない踏破性と安定性を持つ「700cホイール × 50c前後のタイヤ」を履けて、下りで安心感のある「ディスクブレーキ」を備えた、スチールまたはチタン製の流行り廃れの少ない「オールドスクールな雰囲気のグラベルバイク」だろう。ハンドルは1日100kmを様々なポジションで乗れるフレア気味の「ドロップハンドル」がいい。キャリアは輪行をスピーディにこなすため不要。パッキング仕様のバッグ数種とケージにスタッフサック括りつける感じで十分テント泊行けるし。尚、フロントフォークにはダボ3穴あった方がいい。
もちろん軽ければ軽いほど良い。がしかし、軽さは課金ゲームなのはご存知だろう。ただ長い目で見れば「見た目が好き」を優先して良いと思う。但し、アタマで考えた成金のパーツ自慢ではなく、遊びに必要な視点の使えるチャリじゃなきゃね。
僕の価値観の押し付けではあるが、ユーザーイメージは、ULハイカーがグラベル含むチャリ旅(バイクパッキング)に出る際に後々欲しくなる仕様を自身の経験と後悔から想定している。だったら最初からこの仕様がいいんじゃない?って提案です。異論は認めます(笑。
あ、正直欲しかったのは、この2台です。
(場所とお金があれば。。。)
でも、僕はこの仕様のチャリ(グラベルバイク)を持っていない。
◾️理想のグラベルバイクを持っていないわけ
舗装路ベースのロングライド(グラベル率20%程度まで)はSurly Pacer【写真上】
街乗りとショートトリップはブロンプトン(S2L)【写真下】を所有。
新たにグラベルバイクを組むことも検討したが、コストと保管場所が現実的ではなかったし、既存Pacerとの用途の重複も生まれるため踏み切れず。
加えて、SourのXCバイクをハードテイルMTBとして持っていたが、登場機会が無く、苦肉の策としてグラベル仕様にモンスタークロス化したのが実態。
こちらは1年前の初回のカスタムの記事。
結果として、自分達にはモンスタークロスが自分達が今したい遊び方にフィットしていた。
◾️僕のモンスタークロスの現在
現在12kg程度。エントリークラスのグラベルバイク並みの重量にはなった。
決して軽くはないが、MTBからすると十分軽い。
上記の記事からさらに、ドロッパーポストを外し、サドルもロングライドを意識した乗り慣れたサドルに交換。見た目もスッキリし、軽量化にも成功。
タイヤもチューブレス化し軽量化とパンクのリスクヘッジ。
加えて、前後のパターンを変えて履いてみることに。前輪にグリップ力の高いRUTLAND、後輪に回転性の高いSPARWOOD。
太さは共に2.2インチ(約55c)。
フロントフォークにはマウント用のケージと、反対側にはボトルケージを。
(フレームバッグを装着するとボトルケージと干渉するのでフォークに設置。)
サドルバッグ、フレームバッグなどと併せて、バイクパッキングに必要十分な積載容量に。
XCバイクベースのモンスタークロス(55cタイヤ)は、荒れた路面やトレイルにはめっぽう強い。29er(700c)の踏破性と相まって、安心感が違う。
加えて、安定性に力を添えるのが、SurlyのCorner Bar(ハンドル)だ。
フラットバー用のブレーキを使って、ドロップポジションで乗れる優れもの。MTB時のパーツ有効活用として採用したが、とにかく握れて押さえが効いて素晴らしく自分達にはハマった。
グラベルライド中の動画の撮影(iphone)も安心感がある。
こんなポジションで乗れる。特に下りの安心感はさすが元XCバイク。
タイヤの太さとディスクブレーキはグラベルでは正義。余計なストレスなく走れるのは大事。
一方、フラットなダブルトラックやロードでは、グラベルバイクにスピードでは劣る。しかし、ガチメンバーと行くレースじゃなければ、ある程度踏めばなんとかなる。
特に最近行きがちなグラベル率40%超えのルートにおいての疲労感は格段に軽減された。
そんなにスピード出して乗りたいわけじゃない。
多少雑に乗ってもいい踏破性と安心感が欲しい人はモンスタークロスを組んでみるのもいいかも知れません。少なくとも僕たちのスタイルには合っていました。
最近は「チャリ旅どこに行こうかな」を最も考えている僕の現在地でした。
ライフワークになりそうです。変化を楽しみながらね。
でも、相変わらず、50cくらいのグラベルバイク(前述)は乗りたいです。
モンスタークロスを数年乗り倒した後にトレンドの変化などを加味して、体力の低下に合わせて軽量なチタンバイクを人生最後の1台として組むことを目標にドリフ頑張ろう。