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シャルロットの女

#みんなの文藝春秋
#ゲンロンカフェ

『この世はすべて舞台であり、男も女も皆役者にすぎない。皆それぞれの入退場があり、一生の間にいくつもの役を演じる。
ウィリアム・シェイクスピア/
「お気に召すまま」第2幕第7場』


「ツーリスト」のセニョリータ

去年からさらにSNSにハマって
とくに毎日ツィッターを開けない日はない。
SNSの弊害について問題はあるのかもしれないけれどたしかに思っていた以上に心理的な効果はあると思う。それができれば陽転思考のような気分が明るくなれるものならホントにすごくいい。そうでないなら

人生をなんとか、
じぶんでおもしろくすることだと思う。

他人の舞台にいつもコメント参加したところで
それは主役ではなくて、観客(ギャラリー)にすぎない。
わたしは観客と観光客はちょっとちがうと感じる。観客はよくも悪くもファンのギャラリーだけど観光客はツーリストでふらっと立ち寄った偶然の出会いから生まれる恋愛のような感じがある。

 「セニョリータ」のカミラがダイナーのウェイトレス役でショーンがツーリスト役のユーチューブのミュージックビデオでイメージがそれっぽい。
「セニョリータ」のアルバムタイトルはたしか「ツーリスト」だった。

じぶんでロマンスを感じる配役をリライトしてみるのがいい。

最近ツィッターで一瞬バグって毎回パスワード設定しないとツィッターがあけられない状態になってすごくアセッた。
電話番号認証したらアカウントが実名でもうひとつできてしまった。
常々、@(実名)フルネームのアカウントにしたいとは思っていたけどめんどくさいのでずっと3年間ひとつのアカウントでツィッターをしていた。悪くないけどふたつもいるかな?と思ったけどふたつあるとわりと使いやすい。
せっかくだからフルネーム(実名)のアカウントのアイコンは
自撮りした自分の顔写真にした。

やさしそう女性にみえますか?

LINEブログでメンタリストDaiGoさんが
「ペットと一緒に写っているアイコン写真は好まれやすい」と人気のアイコンについて書いていたけどわたしはペットはいないので蝶々(昆虫)とぐうぜん遭遇できて一緒に撮ったツーショットをアイコンにすることにした。

もともと使っていたアカウントのほうはアニヴェルセル表参道でクリスマスの夜に閉店したウィンドウディスプレイを撮ったものをずっと使っている。わたしは過去にフラワーデザイナーになるつもりで花関係の仕事についたことがあって、当時すごいいきおいがあったブライダル会社の「アニヴェルセル」がメインの取り引き先だった老舗の花屋の会社にいた。新年会がこのアニヴェルセル表参道であってシャンパンばかり飲んだ夜を思い出した。10年ぐらい経ってぐうぜん青山のクリスマスパーティーの帰り道、人形がウェディングのカラードレスを着て時計をバックにまるでミヒャエルエンデの「MOMOモモ」思わせる写真を撮った。そして思い出の中の幸せな記憶をアイコンにしてみた。

わたしはこれがもしかしたらSNSのすべてのおもしろさかもしれないと思う。
すべてがぐうぜんの出会いで
そしてそのつぎはもうないかもしれないという刹那的で幻想で
そしてあるあるリアルな現実の世界。
twitterもFacebookもつかい方しだいで十分ドラマティックな舞台になるはずなのだから。

さくらんぼのお酒のキルシュもたっぷり使って
ババロアを作る。
アーモンドパウダーのダクワーズ(指形ビスケット)も簡単に作れるようになった!


David Austinのシャルロットの女

最近のツィッターでフォローしている海外雑誌のvictoriaに薔薇と苺のシャルロットの記事が載った。ダクワーズ(フィンガービスケット)にローズエッセンスをいれて作るピンクのシャルロット。わたしはお菓子作りはあまりしないのでダクワーズもババロアももちろんシャルロットも初めて作る。苺の季節ではないので旬の佐藤錦のさくらんぼをキルシュとともにたっぷり使ってみた。シャルロットはビジュアルでは知っていたけど食べたこともなかったけれどどうしても作りたくなった。
冷やしかためるデザートなのでわりと簡単に作れた。もう目分量で作れる。

ツィッターでフォローしているイングリッシュローズのDavidAustinにDavid Austin Rosesの種類を撮ってはたくさんツィートしている。世界中にガーデニングファンがいるブランドなので薔薇と一緒に自撮りした写真をツィートすると一緒に写っている薔薇の名前を皆が知っているので
すごくキレイに撮れた輝くようなシャルロットオースティンの黄色い薔薇をほめてくれたコメントがついた。
わたしのツィートに何度か
「シャルロットの女」とコメントしてくれた。
    ツィッターをしていなければイギリスの海外雑誌もガーデニングにもほとんど縁がなかったのが今では
“1日も休むことのないライフワーク“になっている。

この類いまれな幸せな出会いは
すべて無料のSNSから生まれた。

そしてSNS(twitter)が
わたしと海外の仲介役になってくれている。

maya











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