知らないと数百万円単位で損する!創業支援を行う中小企業診断士が教える起業にまつわる補助金の話 ~初級編~
<この記事が有用な方>
この記事は、補助金についてほとんどご存じない方を対象にしています。 具体的には、以下のような方に役立つ内容です。
起業を考えているが、資金不足が心配な方
「起業で使える補助金ってあるの?」と初めて知った方
補助金のメリットやデメリットを理解した上で、対象外にならない行動を取りたい方
<この記事が有用ではない方>
補助金について既に詳しい方
既に補助金申請のために事業計画書を作成中、もしくは作成予定の方
注意:本記事では具体的な補助金名や事業計画書の具体的な書き方は解説しておりません。
はじめに
(1)補助金の存在を知らないと起業で損する理由
「補助金のことを知人から聞いて、私のところに来た時には、すでに締切が過ぎていた」
「早々に会社設立届(または開業届)を出してしまい、補助金の対象者から外れてしまった」
「すでに物品を購入してしまい、補助金の対象外になった」
私は創業支援を行っている中小企業診断士ですが、起業の補助金の募集時期になると、これらの失敗談をよく耳にします。
例えば、私の住む県では、起業時に最大200万円の補助金が受けられる制度があります。しかし、条件を満たせず対象外になれば、申請する権利すら失ってしまうのです。何とかならないかと請われても、私にはどうにもできないのが現実です。
補助金には厳密な条件やルールがあります。それを知らずに準備を進めてしまうと、損する可能性があります。起業においては行動力が重要ですが、補助金申請においては慎重さも必要です。
(2)起業に「お金」は切り離せない
起業を考えたとき、多くの方が真っ先に気にするのが「お金」です。
資金が足りるのか?
収入が不安定になるのではないか?
これらの不安は、起業をためらわせる大きな原因となります。実際、日本政策金融公庫が行った「2023年度 起業と起業意識に関する調査」では、以下のような結果が出ています。
起業に関心がある理由:「収入を増やしたいから」(59.8%)
起業をためらう理由:「自己資金が不足しているから」(48.8%)
失敗が怖い理由:「安定した収入を失うこと」(63.7%)
「お金」の不安が起業の壁になっているのは明らかです。この壁を乗り越えるための解決策の一つが、補助金の活用です。
(3)まずは知ることが大事です!
補助金は、起業時の資金不足を補う強力な手段です。しかし、それを知らなければあなたもチャンスを逃してしまいます。冒頭で挙げた失敗例を避けるためにも、まずは、補助金の初歩的なルールを理解した上で、準備を進めることが重要です。
補助金の内容や条件は自治体ごとに異なり、手続きも多様です。本記事では具体的な補助金の名称や手続きではなく、「支援機関の窓口に行く前に知っておくべきこと&ファーストステップの実践」を中心に解説します。
この記事を読んで準備を進めた上で、ぜひお住まいの自治体や支援機関に相談してください。それによって、補助金を活用するための行動がスムーズに進むでしょう。
以降の有料記事は次のような内容です。
1.起業時の補助金について
(1)補助金のメリット
(2)補助金のデメリット
2.具体的なアクションと注意点 (PDFで提供、2ページ)
3.参考フォーマット(PDFで提供)
(1)ルールブックを読むときのチェックポイント(PDFで1ページ)
(2)起業時に必要な物品やサービスをリストアップ(PDFで1ページ)
PDF内容について:
2.「具体的なアクションと注意点」では、補助金の初歩的な注意点を意識しながら、今からできるアクションや手順をまとめています。
3.「参考フォーマット」には、ルールブックを読むときにチェックするポイントが記載され、ご自身でも書き込めるようにしてあります。また、必要な物品や金額などをリストアップするための表を収録しています。
PDFは印刷のみ許可されています。
販売価格:800円
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