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B型事業所にはこんな人がいた!その時私が思っていたこと

私が数年間通っていたB型事業所は精神障がいのある人が対象。
統合失調症や鬱、発達障害などを抱えた人が通っていました。
そんな事業所で出合った人たちの話を聞いていて私が思ったことを書いてみます。

Aさん 20代女性 
『最近寂しいんだよね。つまんないし。そろそろまた入院したいな。明日診察日だから調子悪い感じでいこうかな』
※入院すると病院のスタッフの方々が相手してくれるので嬉しいとのこと。
親と実家で暮らしている。友達はいないらしい。

Bさん 40代男性
『一般就労はしなくていいかな。生活費は親が出してくれるし。小遣いは欲しいから(事業所の)作業はするけど』
※一度も一般就労をしたことはないとのこと。実家暮らし。事業所には母親手作りの弁当を持参し母親が選んだ服を着ていると公言。

AさんやBさんの発言に私は以下のようなことを感じました。
病気や障がいがあるからとずっと親が面倒を見るのは逆にその人の可能性を奪っているのではないだろうか。
病気や障がいがあっても自立して生きていくことはできるはず。
自立して生きていくことが「できない」のではなくて「する必要がない」だけなのでは?
あと、これは最近読んだ本から学んだことなのですが自立して生きるとは頼れる人がたくさんいることだとか。
乱暴な言い方になりますがそういうチャンスも奪っていると言ってもいいかもしれません。
もちろんどんな生き方をしようとも本人の自由ですが。

自分がやるべきことがあればAさんもつまらないから入院したいとか調子が悪いフリをしようなんて言わなくて済むかもしれない。
Bさんであれば事業所の工賃を少し家に入れるとか身の回りのことを自分でするようにするなどしてみてもいいのではと思ったりしました。

B型事業所に通う人の利用目的は色々だと思いますがなんとなく人間として成長するチャンスや可能性を狭められている人がいると感じたので書いてみました。

障がいや病気があってもそれはその人の一部であって全てではないんですよね。
どんな人でももう少し自由に生きられると良いのになと思っています。

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矢本 紬
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