【日記】お相伴にあずかり、ありがとうございました。
先日は久しぶりに、
京都に出向きました。
現地での研修に参加するのは、
コロナウイルス感染症が流行し、
移動が制限されて以来でした。
帰りには、デパ地下やお土産売り場も
ゆっくり見たかったのに、
薬用植物園からのタクシーのなかで、
もうぐったり、疲れてしまい、
せっかく来たのだし、
ICOCAのチャージ分くらいはと、
八ツ橋やちりめん山椒などを購入しました。
そのなか、思わず、手にしたのが、
高野屋貞広の「ちんまり」。
施設に入っていた、今は亡き義母に、
よく買ってきたものでした。
入れ歯を外していても、
歯茎でつぶせるような柔らかさ。
でも、誤嚥しないように、
見守っていました。
仏壇にお供えしていた「ちんまり」を
家族でいただきました。
お相伴にあずかり、
ありがとうございます。
今月に入った連休の中日、
親類と郡上八幡城まで歩いて登って、
もみじまつりの雰囲気を愉しんだ後、
夕食をご一緒しました。
義母は私には冷たく、厳しい人でした。
義母が元気な頃は、
このような食事会があっても、私は
たいていお留守番。
予約を仰せつかって、
事前に伺っていない方がお越しになり、
「○○(義母)さんに言いました。」とか。
会場まで、家で作ってきた料理を運んで、
並べて、ようやく席につこうとしたら、
義母の友人が座っていたとか。
・・・こういう場合、退席するのは私でした。
またある日には、食事が始まる頃に、
「お客様がお帰りの時、
お土産を渡したいから、買ってきて。」って、
言われちゃったりして。
車での送り迎えを頼まれて、
お酒はのめないというのは、
まだましな方でした。
ざらざらした過去のことは、
忘れていたはずなのに、
寒い夜やひどく疲れた時に、
夢で現れます。
なので、先日は、
お相伴にあずかり、
ありがとうございました。
和やかな宴で、とても美味しくて、
食べ過ぎを自覚した次の日から、
消化を助ける山楂子の刻みと
お通じをよくする決明子を
炒ったはぶ茶を合わせて、
飲んでいます。
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