金柑の蜂蜜煮
金柑を洗って、
爪楊枝で皮を5、6回ほど刺して、鍋に入れ、
ひたひたの水と蜂蜜を加えて、煮ました。
金柑の食味食性は酸甘辛温、
咳を止め、
水分代謝の失調により生じた痰を
取り除く作用などがあります。
カルシウムやビタミンCは、
皮の部分に多いので、
皮ごといただきます。
蜂蜜の食味食性は甘平、
肺と
肺と表裏の関係にある大腸を潤し、
咳を止め、お通じをよくするなどの
働きがあります。
金柑を煮て、温かいうちに、
フェヌグリークをぱらぱらと加えました。
フェヌグリークはマメ科コロハの成熟種子で、
南インド地方では、
カレーなどの材料としても使われています。
胡芦巴という生薬でもあり、
薬味薬性は苦(なので少な目)、
大温(≒熱、めっちゃ身体を温める)、
腎陽を温める、寒湿を逐う、
痛みを止める作用を有します。
医薬品的効能効果を標ぼうしない限り、
医薬品と判断しない
成分本質(原材料)リストに
掲載されていて、
薬膳に利用できます。
薬膳は薬臭くて美味しくないけど、
身体には良さそうと、誤解されがちです。
咳が出て、いっときは、
龍角散のど飴が手放せないほどだった夫から、
めったに聞けない「美味しい。」が
いただけました。