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【コラム】立冬そして11月7日はこたつ開きの日


立冬 冬の支度

紅葉が美しい季節です。
もう少し秋の美しさを楽しみたいところですが、
11月7日、立冬に入り、暦の上では冬を迎えます。

雪深い地方では、本格的な冬が来る前に、
家の周りに雪囲いをしたり、
自動車のタイヤを替えたり、
白菜やかぶなどを収穫したり、
漬物を仕込んだりします。

金沢の兼六園では、
湿った雪の重みで枝が折れないようにと、
樹木を守る雪吊りの作業が始まりました。

2022年兼六園

こたつ開きの日

そろそろ、私たちも
暖房器具の準備や暖かい衣類の用意を
しましょうか。

今年の11月7日はこたつ開きの日、
炉開きの日とも言われ、
こたつなどの暖房器具を出すのに
縁起のいい日であります。

江戸時代、旧暦10月(亥の月)の
最初の亥(い)の日(今年は11月7日)に武家が、
第二の亥の日(11月19日)に町民が、
こたつ開きをしました。

何故、亥の月の亥の日なのかというと、
五行説では、亥は水に配当され、
その日にこたつを出せば、相克関係により、
火を抑えられる、火事にならないと
考えられていたからです。

逆に、こたつを出すのに縁起の悪い日はなく、
急な寒さで体調を崩しては本末転倒なので、
大体の目安と思いましょう。

こたつをしまう日は設定されていないようで、
お年を召した方のおうちに伺うと、
夏が近づいても、
こたつが出ているのを目にします。

冬の食養生

冬は寒さにより、腎の働きが弱まり、
お手洗いが近くなったり、
足腰が痛んだりします。

冷えの侵入から身体を守りましょう。

そして食事で腎精を補うのも、
冬を健やかに過ごす秘訣のひとつです。

補腎の食材は
黒米、さつまいも、やまいも、黒豆、
カリフラワー、ブロッコリー、
栗、胡桃、黒胡麻、
海老、鶏肉、羊肉、豚肉、牛や豚の腎臓などが
あります。

この時季、冬の養生について話すと、
「まだ温かいのに!」と、
失笑されたことがあります。
ですが、少し前から、
来たる季節の養生を始めることが大事なのです。

薬膳コラムを書いています

毎月1日、15日に
名古屋・大阪 薬膳資格取得 一般社団法人 紡ぐしあわせ薬膳協会 (yakuzen.or.jp)
ホームページに、
薬膳コラムを書いています。
普段は薬局薬剤師として働き、
国際中医薬膳師、国際中医師、
紡ぐしあわせ薬膳協会の認定講師となり、
2017年2月よりコラムが掲載されています。

2024年11月1日に更新されたコラムです。


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