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適応障害と僕の2209日 -薬さらに2倍に-

自己紹介

こんにちは、「きゃん」といいます!

僕は小学6年生の2月から高校3年生まで
適応障害、強迫性障害でした。

そんな僕も、今では小学校の先生として人並み、
いや、それ以上の幸せな日々を送っています。

教員として働く中で、精神的に体調を崩している子どもや、その子どもへの接し方に悩む保護者と何度も関わってきました。 

そこで、自分の経験を伝えることが、
誰かの心を少し軽くするのではないかと思い、
こうして発信することにしました。 

僕の言葉のどれかが、
今、苦しんでいるあなたを
少しでも救うことができれば、嬉しく思います。


薬さらに2倍に

いつも通りの週1の通院の日。

僕は、お医者さんに、不安でどうしようもなくなって自分を傷つけたり、物を壊したりしていることを話しました。

その結果、薬の量がこれまでの2倍に増えました。
リスパダール錠1mg→朝夕に2錠ずつ
ジプレキサザイディス錠5mg→朝夕に2錠ずつ

前回、薬の量が2倍になったタイミングでも「安心した」と思いましたが、今回も同じ気持ちでした。

耐えきれず、自分を傷つけてしまうほど、どんどん大きくなる不安。
ここから抜け出せるのであれば、薬の量を増やしてほしいというのが僕の気持ちでした。

頓服薬を服薬すると落ち着く。そんな経験から薬に大きな信頼を置いていました。

ただ、今思うのは、心の病気に用いる薬は決してその病気を根本的に解決するものではないということです。

薬は心を落ち着かせて、心を休ませる時間を作るための道具なのです。

だから、この時の僕の薬を飲めば治るという考えは間違ってたのです。

実際に、症状があまり重くない場合、投薬を行いケースが多くあります。

服薬し始めてしまうと、それを減らしていくときに心が落ち着かなくなってしまうという危険があるからです。

もちろん、服薬する量が多ければ多いほどのそのリスクが高まります。

だからこそ、お医者さんは症状の重さと薬のリスクを考えながら慎重に判断してくださっていたのだと思います。


苦しみは、いつかあなたを豊かにしてくれます
だから今は無理にがんばらないで


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