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適応障害と僕の2209日 -裏卒業式-


自己紹介

こんにちは、「きゃん」といいます!

僕は小学6年生の2月から高校3年生まで
適応障害、強迫性障害でした。

そんな僕も、今では小学校の先生として人並み、
いや、それ以上の幸せな日々を送っています。

教員として働く中で、精神的に体調を崩している子どもや、その子どもへの接し方に悩む保護者と何度も関わってきました。 

そこで、自分の経験を伝えることが、
誰かの心を少し軽くするのではないかと思い、
こうして発信することにしました。 

僕の言葉のどれかが、
今、苦しんでいるあなたを
少しでも救うことができれば、嬉しく思います。


裏卒業

皆さんは卒業式が2度行われることを知っていますか?

学校では、卒業式に参加できなかった子どものためにその日の午後や、別日に裏の卒業式が行われます。

僕も、前回話した通り、卒業式に参加することができなかったため、この裏卒業式に参加しました。

この年は、たまたま僕以外に卒業式に参加できなかった児童がいなかったため、僕だけの裏卒業式でした。

卒業式の3日後、僕はお母さんと裏卒業式に出るために小学校に向かいました。

校長先生と学年の先生がスーツを着て出迎えてくれました。

校長室に招かれ、裏卒業式が始まりました。

写真を撮ったり、卒業証書を受け取ったりする中で、6年間の思い出が頭の中に流れてきました。

消しピンをするために何個も消しゴムを持ってきて、みんなで怒られたり

毎日毎日、飽きることなくドッジボールをしたり

八の字飛びの学校記録を塗り替えてクラス全員で喜んだり

毎週友達と集まってスマブラをやったり

思い出が浮かび上がってくるほど、1人きりの卒業式に対する悲しさが込み上がってきました。

先生方の前で泣き崩れました。

お母さんも泣いていました。

帰り道、ほんの数分の道ですが、とても長く感じられました。


苦しみは、いつかあなたを豊かにしてくれます
だから今は無理にがんばらないで


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