心に引っ掛かっていることを表現する
私の人生は今大きく変化しようとしている。
その途中である今、重たい荷物を一つ一つ手放し、軽やかになる時だと感じる。
だからこれまでの半生で、心に引っ掛かっていることを文章で表したいと思う。
私の心の闇になっていることは、私が最も嫌う私を映し出してくれた存在たちとのエピソードの数々だ。
元夫の嫌な面は、私の醜い一面を現していたと、今は確信している。
それを上回り、特に警戒して距離を置いていた人物がいる。
それは弟のお嫁さんなのだ。
決して彼女の悪口を書こうというのではない。
この世界は私の思い込みが映像化した鏡の世界であるという視点から、弟のお嫁さん(以下Jさん)も私だと仮定して振り返り、全てを受け入れ許し、光に変えて感謝して手放していきたい。
私はJさんに初めて会った時から 苦手意識があった。
でも妹が欲しかった私は、弟のお嫁さんになる女性と姉妹のように仲良くなりたいと思っていた。
だから義姉として、心を込めて手紙とプレゼントをJさんに贈った。
でも世間一般でいう嫁と小姑の関係は複雑で、心が通い合う仲にはなれなかった。
年月が流れ、私とJさんの娘たちが同じ幼稚園に通うことになり、そこでのエピソードが今も私の心の引っ掛かりになっている。
私の娘は彼女の娘さんより一つ年上で、だから同じ幼稚園と言ってもほとんど顔を合わせる機会はなかった。
でもある日、帰りのお迎えの時、その機会がやって来た。
私は仲良しのママ友数人と、園庭で遊ぶ子ども達を見ながら楽しくおしゃべりしていた。
そこへJさんと娘さんがやって来たのだ。
ここで機転をきかせてJさんをママ友たちに紹介すれば、新しい交流が生まれ、Jさんとのわだかまりも解けたかもしれない。
私がやったのは、彼女に気づかぬフリして 無視することだった。
元々Jさんに苦手意識もあり、警戒していた私は、この居心地の良いママ友仲間との交流に、彼女を誘うことは避けたかった。
それにJさんの立場になって、はたして私と仲良くしているママ友の中に入って談笑するなんて、望んでいるのだろうか?
どうせなら、知らないフリしてくれた方がいいと思っているかもしれない。
だから私はそっちを採用して、彼女を無視して気づかないフリをしてしまったのだった。
でもこれが後々まで尾を引くとは思いもよらず、モヤモヤしながらもこれで良かったと思おうとしていた。
この事がきっかけで、Jさんは私を更に嫌いになったのは間違いない。
恐らく、その日に弟に大げさに私の悪口を言い、報告したであろうと推察できる。
Jさんはとても根に持つタイプで、プライドが高く完璧主義な人だ。
ファッションセンスも良くて、スタイルはスリムでどんな服もカッコ良く着こなす、そしてコミュニケーション能力に長けている。
そんな人を敵に回した私は圧倒的に不利な立場になっていく。
そして更に年月が経ち、以前にnoteに投稿した中華料理店でのエピソードに繋がるのだ。
弟一家と両親は2世帯住宅に住んでいた為、私の子ども達を両親に見てもらい、お店を手伝っていた私は、それでいいと完全に依存していた。
でもJさんには負担になっていたらしく、とうとう大爆発する事件が勃発して、私はメールで謝った。
彼女の怒りは増すばかりで、遂に絶交宣言されてしまった。
追い討ちをかけて不運は続き、弟も両親も元夫を嫌い、私たち家族は、完全に実家から拒否されて疎遠になってしまったのだ。
このなんとも奇妙な物語を、今の私は何の感情も持たず、淡々と振り返れている。
でも一つだけ引っ掛かるのはJさんの事だ。
あの幼稚園で私が無視しなければ、今の関係は違ったものになっていたかもしれない。
私はやっぱり優しい世界で生きていたい。
あんなふうに、勝手に悪く受け取り、排除するようなやり方をしたくない。
Jさんに心から謝りたい。
勝手にあなたに苦手意識を持ち、自分を守る為にあなたを無視してごめんなさいと。
Jさんは私のあまり好ましくない部分を映し出してくれた存在だ。
疑い深く、心の内では凄く警戒して、でも表面には決して出さず、愛想良く良い人を演じる、そして相手の嫌な面に対して怒りを持ち、いつか仕返ししてやろうと心にとどめる。
Jさんを見て、私は自分の嫌な面 恐ろしい面を見せつけられた気がした。
だから苦手だった。
Jさんは私そのもので、私が勝手に妄想して創り上げた人だっただけ。
本来のJさんはとても素直で、可愛らしい優しい人なんだと、今はわかる。
人は見たいようにその人物像を見る。
イメージを膨らませて、Jさんを悪者に仕立て上げた私。
今やっとそれを認め、全部を許す時が来た。
弱かった私、周りを敵ばかりだと思い込み、信用できなかった私、だからこそただ守りたくて、嫌な私になってしまったのだ。
この世界のカラクリが明らかになってきた今、本当の私が顔を出し始めたのを感じる。
私は全部の私を愛せるようになってきている。
私と関わってくださった沢山の登場人物の皆さんに、心から感謝できる私になった。
それが何よりも嬉しい。
ここまで読んでくださって感謝します。
幸せをありがとうございます✴️