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怒りも大切な感情

私は母から距離を置く為に行動を開始した。

ここで言う母は、私が被害妄想から創り出した幻の母のことだ。

母に沢山与えられたものがある、でもそれは有り難迷惑なものも含まれている。

私の精神年齢は幻の母の前では、かなり低くなり、幼女のようになっていた。

だから母が怖くて逆らえない、母の言いなりで自分の気持ちを打ち明けられず、いつも悔しい思いを募らせてきた。

何とか母に私のやりたいことを理解して、応援してもらいたかった。

その為に自分の夢を正当化して、母に聞いてもらった、でも呆気なく否定されて終了。

また私は無念の気持ちを溜め込んだ。

こうして私の心の奥深くにマグマのような怒りが蓄積されていった。

私が子育てに必死だった頃、母は色々助けてくれた、その一方で迷惑もかなりかけられてきた、それは母には伝えていない、私さえ我慢すれば丸く収まるからと我慢した。

私の心の解放の為にここに記しておこう。

母は毎日ストレスを溜め込み、唯一私にだけわがままを言うことで発散していた。

私はやんちゃ盛りの長男と、乳飲み子の娘を育てることで精一杯、そんな時、母を連れてショッピングモールへ買い物に行った。

母のわがままスイッチが発動、もう誰も止められない!母は私と長男を連れて服を物色するのに夢中、娘はベビーカーに乗せて夫が見てくれていた。

でも娘は私がいないと泣き始める、案の定夫から携帯に電話があった、母は苛立ち私に言った「いちいち泣いただけで呼び出すなんて、迷惑な男やな!ほっときなさい!そんなことよりお母ちゃんの服を選ぶ方が大事や!もっと真剣に服を見て!」その言い方のキツさにたじろぎ、私は母を優先した。

その為、夫は激怒して、やっと買い物を終えて娘の元に駆けつけた私に「こんなに泣かせて平気な母親がどこにいる!?あんたは母親失格!俺がどんなに大変かわかってんの!?」と私を散々責めた。

母は夫の前では低姿勢で、買い物で待たせたことを謝っていたけど、私は納得できなかった。

こういうパターンが私には沢山あった。

母も 離婚した元夫も、私にばかり横柄な態度で、全部私の責任だと責め立てる、悔しくてたまらなかった。

でも私は腹が立っても、怒りをぶつけるのは愚かな行為だと思っていたので、グッと堪えて怒りの感情を閉じ込めたのだ。

特に母に対しては、自分の感情は後回しにして、母の機嫌をとってきたように思う。

それは母が気の毒だったから、母は可哀想で私にしかわがままは言えない、それなら母のわがままを許してあげるしかない、母は私をお金で救ってくれている、その恩返しとして、我慢して母に付き合うしかない、そんなふうに思っていた。

その結果、私は母に怒りを出せず、本当の気持ちを伝えられず、いつもモヤモヤすることになる。

私の怒りの感情は押し込めたままでいいのか?そんな昨日、Instagramで私へのメッセージを受け取った。

こんなピンポイントで私の気持ちを代弁してくれるメッセージが届くなんて!!やっぱり私は守られている、それが有り難い。

私は今日の夕方、ドラッグストアに買い物に行き、沢山のお菓子を買った、幻の母が言ったことと真逆のことにお金を使ったのである。

気分爽快だ!
そして素直に母に対して溜まっていた怒りを言葉に出してみる。

誰にも聞かれないように、メイン道路の歩道を歩く、車はビュンビュンスピードを出して通り過ぎて行く、私のことなんて誰も注目していない、それが好都合だ。

『今まで散々私に自分のストレスを押し付けて当たり散らしてくれたな!あんたのおかげでどれだけしんどかったか、あんたのおかげで犠牲になったものがどれだけあるか、母親なら子どもを無条件で愛せよ!何でも反対して否定するな!ただ応援しろ!信じろ!子どもの幸せを素直に喜べ!いちいち勘ぐるな!心配している良い母親面するな!心配するな!ニコニコと見守れ!それが母親やねん!』

これ以上は書けない毒も存分に出し、溜まっていた母への怒りを出しまくった。

その後 私は理想の母の姿を思い描いた。

子どもを無条件で愛すること
心配の代わりに応援して、安心できるように笑顔を見せること。
自分の考えを押し付けず、子どもの可能性を信じること。

こうして書いてみると、母のおかげで、私は子どもたちにこの理想の母として接することができていることに気づいた。

母は反面教師。だからありがとう。


今、私が一番ときめく茅子俊さんの写真。彼の容姿や表情から伝わる透明な美しさが、私を癒してくれる。

幸せをありがとう♡

ここまで読んでくださって感謝します。




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