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赤ちゃんが日記 44

「目線」・・・これは、とっても気になっていて。
僕を床に置いて、大人が立って同じ目線で話していると、僕はとっても上を見上げなくてはいけなくて。それって、すごくすごく高いんだよ。東京スカイツリーの真下でてっぺんを見る感じだな。だから首が痛くなるし、思い切り見上げると後ろにゴロン。アタマをゴツン。
「ほらほら、しっかり座っていなきゃ、だめでしょ」
「まだ、股関節がしっかりしていないんだね」って。
違うわい。そんな高いところで話していないでよ。

「食べるかなぁ」・・・この言葉も、気になっていて。なんで、この言葉をいいながら、とても不安な顔で僕の口の中にスプーンを入れてくるのかなぁ。自分だって「食べるかなぁ」って言われながら食べる、って嫌じゃ無い?もっと自信を持って食べさせて。「食べるかなぁ」なんて、恐る恐る食べさせてくれなくていいからね。

「すれ違う犬」・・・あれは本当に恐怖。我が家に犬がいないからだけど・・・あれは怖い。想像してみて?目の前に僕の顔の2倍以上の動物の顔が近づくんだよ。大人にしてみたら・・・ライオン?熊?とにかく、あれは怖い。「ほらほら、大人しいワンちゃんですよ」って。無理!無理!大人しいかどうかは、僕には分からないよ。それより、目の前に巨大な動物の顔を近づけないでくれ。

あれは好き!「たかいたかい」
90センチの身長の僕が 170センチ身長の父の頭上30センチくらいまで飛ばされる・・・という事は、2.2倍くらい?ということは、父だったら3メートル半くらいまで・・・という事は・・・ジャンプして2階まで行く感じ?すごいじゃん。気持ちがいいよ~

だからってだめだよ、父はやっては。折るから、骨。

                       つづく

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