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「ディセンダント牡牛座」・「2ハウス月」に負けない。書籍「ナリワイをつくる(人生を盗まれない働き方)」を読んで

星について探求する中で、この本に出会った。

脳科学には、「RAS」という言葉があるが、まさにそんな感じの出会いだった。RASについては、「らす@心理さん」のnoteを拝読して頂きたい。
(RASからお名前をとられたという生粋の心理学好きな方のようである)

いわゆる「引き寄せの法則」というものは、脳のこのRASが作用していると考えることができる。

さて、私の話。
私のディセンダント(DSC)は、牡牛座である。また、月も牡牛座の支配する「2ハウス」に在籍している。

星読みのyuijさん(@yujiscope)さんが言うには、「太陽が示す道がしっくりこないのであれば、DSCや月に絡めとられている可能性がある。」という読み方がある。

私の太陽は、8ハウスに存在し、「B面的な生き方」というキーワードに惹かれている。惹かれているということは、しっくりきていないわけではない。
ただ、具体的なB面がイメージできない。そんな感じである。

一方で、絡めとっているとしたら、と考えてみた。
牡牛座は、「Ihave(所有する)」という銘をもっているサインで、金星を支配星とする。
キーワードとしては、
・所有、お金、不動産、快楽など
・安全、安心、安定
・5感(食べる・触れる・見る・聞く・嗅ぐ)で心地よさを感じる。
・真実を見抜く(真贋)
・ルーティン、マイペース
・育む
といった感じだろうか。

牡牛座の気になるキーワードとは

こう書いてみると、社会的には「王道」なのだ。
だから、B面とはまさに真逆ということに気づいてしまった。

これらの「裏側」の「道」とは、どんなだろう。と考えていた時、この本に出会ったのだ。


著書は、「ナリワイをつくる(人生を盗まれない働き方)」 伊藤洋志

筆者の伊藤さんは、Instagramでは、「@ninjamarugame」でアカウント登録されている。
プロフィールは、以下のとおりだ。

ナリワイ主宰。現代の生業の研究開発と実践を行う。新刊「イドコロをつくる」。
修士(農学),野良着メーカーSAGYOディレクター兼務/2025年3月は人類学論文報告イベントとアカ族式竹建築ワークショップなど

伊藤洋志/ナリワイ ItoHiroshi/nariwai(@ninjamarugame) • Instagram写真と動画

書籍の冒頭に、「ナリワイ」について語られている。

個人レベルではじめられて、自分の時間と健康をマネーと交換するのではなく、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身につく仕事を「ナリワイ(生業)」と呼ぶ。
これからの時代は、一人がナリワイを3個以上持っていると面白い。

書籍より

著者は、大学院を卒業された後、ベンチャー企業に就職するも身体を壊し、フリーランスの記者として活動を始められた。そのあと、ナリワイづくりにとりくまれ、京都で「貸し宿を運営」してみたり、「木造校舎ウェディング(木造の学校で手作りの結婚式を行う)」の企画運営をされたり、ご自身の身の回りにある「課題(誰かやってくれないかな)」に取り組み、気づいたら仕事になったいた。という感じで、複数の「ナリワイ」で楽しく生活をされている。

遊びの達人だなというのが、私の最初の感想である。
大人になると「遊ぶ」というのが、難しい。

本当かどうかは不明だが、あの「タモリさん」が
遊びの約束に遅刻してきたやつに対して
「仕事じゃないだから、真面目にやれ」と大激怒した。
というエピソードがある。

世間の考えは逆だろうけれど、「遊び」の方が、真剣にやるもの。という考えをお持ちのようだ。

まあ、確かに、仕事は「イヤイヤやっている人」も多い。
だから、期限に間に合わなくても、「まあいいや」と、依頼した方も諦めてしまうというシーンはよくある。
でも、遊び仲間で、そんな奴がいたら信頼は無くすかもしれない。
楽しみなことに対しても前向きに取り組めないやつは、どうなんだろうという気持ちになってしまう。


そもそも、日本の働き方・暮らし方は、ナリワイだらけで複数の仕事を組み合わせて営まれていたようだ。

70年ちょっと前の1954年の高度経済成長時代に、小さなナリワイではなく、みんなで大きいビジネスをやろう(やるほうが効率的だよね)ということで、「業種」が絞り込まれていったのだ。
(約3万5千の職種が、約2千くらいに絞り込まれていったというから、半分以下どころではない。)


「大企業」というのは、そういう絞り込みの結果、人が集まった業種でもあるんですよね。(半導体なんかの事例が著書では語られていました。国として力を入れる分野というのもありました。自動車とかもそうです。)

でも、こういった会社って、「変化」に弱い。
自然界に例えると、多様な生物がおらず、単一の生き物しかいないとしたら、生存的にも危ういのと同じというのは、納得できるたとえだった。

副業が認められたり、風の時代か。土の時代に創られた「これらの大きな会社や仕組み」が、ボロボロと崩れていく出来事が最近目に入ってくる。
(政治やテレビ局の話、あの松下電器=パナソニックも、1社ではなく分社化する方針だという)

これは、まさに、B面を生きるべき状況になってきている⁉と、私のセンサーは反応したのかもしれない。


ナリワイとは、どんな「要素」なのかについて、まとめた10か条が掲載されていた。
ナリワイで大事にすべきことの中に、皆さんも「これこれ」というような内容があるのではないかと思う。

ナリワイ10か条とは
・やると自分の生活が充実する。
・お客さんをサービスに依存させない。
・自力で考え、生活をつくれる人を増やす。
・個人ではじめられる。
・家賃などの固定費に追われない方がよい。
・提供する人、される人が仲良くなれる。
・専業じゃないことで、専業より本質的なことができる。
・実感が持てる。
・頑張って売上を増やさない
・自分自身が熱望するものをつくる。

著書より

私にとっては、

これって、仕事をつうじて実現したいことそのまんまじゃん。

という感じだ。

会社では、大きな金額や人が動き、社会的なインパクトは大きいのかもしれないけれど、蟹座な(無理やり)私にとっては、目の前の誰かが喜んでくれる実感がめちゃくちゃ大事である。

ビジネスとは、成長するというより、誰かの困りごとを解決するために生み出されたものである。ということを、この10か条はあらためて思い出させてくれた。

自分ができる「ナリワイ」とは

また、ナリワイをつくるために大切なこととして、下記2つのことが書かれていた。

・人生における支出を点検し、カットする。
⇒よく言われることだが、自分が生活するためには、どれくらいのお金が必要なのかを棚卸しすることだ。どれくらいお金が必要なのかを知ろうとすると、自分にとって欠かせないものがわかる。
いらないものも整理できる。つまらない付き合いの飲み会とか。ね。

田舎で、自給ができれば、月2~3万円で暮らせるという話もある。
田舎に仕事がないという話はよくでるが、会社勤めのようなフルタイムの求人の話であって、細々した仕事(手伝いなど)は逆に多いようだ。
これらの仕事を複数こなし、そこで人間関係も構築され、仲間ができ、今度は仕事を創っていく。といったようなサイクルがあることも語られていて、私はなんだか、楽しそうだな。と思ってしまった。

こういう話は、家族がいないから。と言われがちだが、家族を抱えてそういった生活をされている方もおり、収入は少ないが、支出も少ないため貯金もでき、大学まで通わせたという話もあり、決して非現実的な話ではないという点も書かれている。
コロナ禍で、地方移住も進んでいるようで、その時には子供も小さく。また、こういった情報もなかったので選択肢としてはなかったが、今後検討してみたいと思った。

・ライスワークを行うことをやめる
⇒ ライフワークバランスという言葉がある。ワークをしながら、一歩でライフを楽しむという2つを別々に行うことで、バランスをとろうという考え方だ。
著者は、これに反対する。なぜなら、自分の感覚に「ワーク」が染みついてしまうからだという。
生きるために嫌なことをすることは、理想の仕事をする感覚を鈍らせてしまう。
そして、ワーク自体の成果もそれなりとなり、自分のライフワークをつくるためのスキルを手に入れる。というようなことにもつながらず、ただお金のために自分の時間を交換していることとなる。

ワークは、ライスワーク(生きるためにお金を稼ぐ)に位置付けず、前向きに取り組むことが大切であるという。会社員の多くは、看板を外されると、外では何もできないと言われるけれど、こういった感覚で仕事をしているからなのだと私は思った。

それでも安定して働けるからという、ライスワーク特有のある種の心地よさこそ、「牡牛座のディセンダント」に絡めとられているということではないか。

そして、「月の2ハウス」には、その満ち欠けする姿から、「お金の不安がある」ことを表すという読み方もある。

2ハウスの月は、その引力でお金を吸い取られてしまうのか。

私にとっては、太陽(B面の生き方/見えない世界/受け取る力)を目指すためには、この不安から少しづつ脱却する必要がありそうだ。

そのための「ナリワイ」。小さくても良いからはじめてみようと思った。




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