マガジンのカバー画像

reading books

25
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

★生産物の世界の程度は、その「物」の”永続性の程度”に依存している
★人間事象の事実的世界全体は、
1)それを見て、機器、記憶する他人が存在すること
2)触知できないもの(活動、言論、思考)を触知できる「物」に変形すること
によって初めてリアリティを得て”持続する”存在となる

★古代の奴隷:人間生活の条件(=必要)を取り除こうとする試み

★思考=生命:知的労働=肉体労働
考える≠仕事すること

アダム・スミス「社会の中で最も尊敬すべき地位にある労働は価値創造しない」僧侶、弁護士、医者、文人など仕事が生産された途端に滅びてしまう

★政治との関係性:善/lonely>知/solitude
-善行が公に現れると善の性格(ただ善のためにのみ為される)を失う
マキャベリ「いかにして善人たらざるべきか」
…教会が世俗問題に加わり頽廃的政治勢力と見なした
宗教⇔世俗(公)=互いに腐敗し合うor宗教が公を滅ぼす

★必要(必然)と生命の深い結びつき
「国家は共通の富のために存在した」
「(私的)財産がなければ共通なものは役に立たない」byロック

近代以前:労働者は隠すべき私的領域へ
近代:労働者は共同体から隔離され監視される存在
→リモートワーク:生命-必要のため再び労働者は私的領域へ

「かたちは思考する」平倉圭

「かたちは思考する」平倉圭

一ヶ月も図書館で借りて、やっとこさ、つまみ読みが終わりまして。

ダンスや絵画など芸術を通じたアウトプットをするときに起きていることを冷静に分析した本であり、ことば以外で思考するとはどういうことなのか、が何度も同じ文を読み時間をかけてじっくりと理解が深まっていく本です。

芸術作品を制作するひとの頭をのぞいたような、そんな気持ちになりました。自分自身、ことば以外の表現方法・表現の場を広げていきたい

もっとみる

養老孟司「世の中にあるものはどういうものかというのを上手に示しているのがアートだと思う。理屈で言うと力がなくなっちゃうから感じてもらうしかないんです。」
宮崎駿「必要なのは理念を語ることではなくて実際に何かをやることです。」

日本でカフェの軒先き利用が進まない理由はバリアフリー点字ブロック敷設場所が建築側誘導のため。
都会はバリアフリーが進んでいるが副作用として身体の多様性が公共空間すら消えるという結果をもたらしているのでは?(伊藤亜紗)
『アナザーユートピア:「オープンスペース」から都市を考える』