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自己理解を深める


前回の「決める」ことは大事と関連した話になりますが、自分の事わかってないなぁと思う事が度々あります。

だから決められない。
人に流されてしまう。

とりあえず行動に移そうと人から勧められた事を色々やってみたものの「んー...」としっくりこないこともしばしば。

本やネットなどで情報は集めるけど知識だけが増えていきいつの間にか知識メタボ状態に。

で、結局自分は何がしたいの?

というところでグルグルする事があります。


もしかしたら飽き性な所も原因なのかもしれません。

唯一続いている事は、

「お芝居」

お芝居は好きだし、皆で一つの作品を作るっていうことが好きなのは確かだと思う。

だけど、他の役者に比べて演技の本を読んだりトレーニングしたり、夢中になってやれているのかと問うと、そこまで熱心にやれていないなぁと思う時もあり、本当に好きだと言えるのかな?と自分を疑う時もあります。


役者を仕事にしていきたいと思い、これまで色んな現場に行ってきましたが、そのほとんどがエキストラ案件で直前までスケジュールがわからなかったり、現場に行っても基本は控え室でずっと待機。

ようやく出番かと思ってもエキストラなので映るか映らないかわからないアングルで撮影され、大体は映らないで終わることの方が多いです。

長時間拘束な割にギャラも安く、そこから更に事務所に半分くらいは持っていかれる為、他の仕事もしないと生活はできません。

そういう事をこれまで沢山経験してきたから「役者で生計を立てるのは困難」という思い込みが根深くあるのかもしれません。

エキストラ案件はもう受けないと決めてからはキャスト案件しかエントリーしていませんが、その分キャスト案件は競争率が高く、オーディションにエントリーしてもなかなか受かりません。
宝くじを当てるような感じと似ているかもしれませんね。

そんな状態だから役者の仕事がしたいと思っていても仕事がないというのが現状です。


じゃあ役者以外で何か他にやりたい事はあるのかと別の仕事に目を向けてみるも、まだはっきりとはわからず模索中です。(以前、自分のサロンを持ちたいと言っていたのに正直わからなくなってしまいました...。厳密に言うとやってみたい気持ちはあるけど本当にやりたい事なのかどうか見極めてる状態)

役者を第一優先でやっていた頃は他の仕事はとりあえず何でもいいと特に考えずにやってきました。あくまでも生活費を稼ぐ為の手段としか考えていなかったので当然仕事にも身が入らず、淡々と作業をこなし、職場の人とも仲良くするわけでもなく、毎日がつまらなかったです。

家族や恋人と住んでいても何か孤独を感じていたし、年齢が上がるにつれて周りは結婚や出産で次のフェーズに入っているのに自分は特に何も変わっていない気がして、どうしたらいいのか、どうしていきたいのかよくわかりませんでした。

自分の事をわかっていないから決められないのだと、まずは自己理解を深めようと思い、コーチングの人に話を聞いてもらったり、自己理解メソッドをしてみたり、最近は過去の事をよく振り返っています。


過去の出来事を振り返り、その時楽しかった事や嫌だった事を思い出して自分を俯瞰的に見る事で「あぁ、こういう時自分はこういう行動する傾向があるな」とか少しずつパターンが見えてきて、自分という人間がどういう事が好きでどういう事が苦手なのかとか、ちょっとずつではありますが自己理解が深まりつつあります。

何かに夢中になったり自分の信念を持っている人が羨ましいとずっと思っていました。
でも、夢中になれない自分を責める必要はないなと思うようになりました。
ありのままの自分を受け入れる事も大事かなと思っています。

いつの間にか視野が狭くなっていたり、これしかないという思い込みが自分を苦しめる事もあるのでそうなっている時はなるべくそうなっている事に早く気付いて一旦離れる事も必要だなと思っています。

人間なのでどうしても波が出てくる時はありますが、そういった時の対処法を自分なりに見つけて元に戻れるようにしておきたい。


自己理解を深めて本来の自分を知り、やりたい事がはっきり見えたら今みたいにブレることもなくなり、もっと突き進んでいけるのではないかなと思っています。

あまり思い詰め過ぎないように、難しく考え過ぎないように、ちょっとずつちょっとずつ自分と向き合っていきます。


そのうちどうしていきたいのかきっと答えは見つかるはず。

自分を信じよう。

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