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え、男性の20人に1人は色覚多様性なの!? ドリーム・アーツのプロダクトって色覚対応してるの?
今回は色覚(色の見え方)のお話です。
知っている人も多いかもしれませんが、知らない人にとって「男性の20人に1人は色覚多様性」というタイトル。
そんなに多いなんて……結構びっくりじゃないですか?
👀色覚多様性とは?
みなさんが普段気にすることなく見ている様々な"色"。実は人それぞれ”色”の見え方は違っているのです。
例えば男性と女性では、見えている「色域」が異なっていて、女性の方が認識できる色の範囲は広いと言われていますし、人によっては色を感じる錐体細胞の働きが弱い方や、機能していない方がいます。
かつては「色弱」「色覚異常」と言っていましたが、2017年9月に遺伝学会の用語改訂で「色覚多様性」となりました。
驚くべきことに、日本では男性の約20人に1人、女性の約500人に1人と言われています。
白人の場合は10人に1人と言われ、珍しいものではないのです。
(ゴッホも色覚多様性だったという説も)
🎨色覚多様性の種類
一口に色覚多様性と言っても、いくつかの種類に分類されます。
C型:一般型(色覚正常)
P型:赤い光を主に感じる錐体が無い、あるいは分光感度がずれている
D型:緑の光を主に感じる錐体が無い、あるいは分光感度がずれている
T型:青い光を主に感じる錐体が無いため、青色付近の識別が困難
色覚多様性のほとんどがP型とD型のどちらかのタイプになります。
P型とD型は見え方が似ており、赤近辺の色と緑近辺の色の識別が困難で、上図のような見え方になります。
🚨注意すべき組み合わせについて、簡単な確認方法と対応策
まずは明度に差をつけることで誰にでも区別しやすい組み合わせになります。これは白黒コピーで簡単に確認することができます。
また、目安として、黄色を上にした色相環の左右にほぼ同じくらいの角度に位置する色の組合せが区別しにくいと覚えておくとよいでしょう。
💁♂️さて、ドリーム・アーツのプロダクトのUIデザインは?
色覚多様性の人にも情報がきちんと伝わるように、色使いに配慮したデザインをカラーユニバーサルデザインといいます。
さて、ドリーム・アーツのプロダクトは?
InsuiteX、SmartDBともカラーの検討時に色覚も考慮するようにしています。
その時の検討資料の一部です。
大企業向けに多くのユーザーが利用するプロダクトだからこそ、色覚対応は重要なのです。
今後も色覚対応をきっちり抑えながら、情報がしっかりと伝わる、かつ魅力的なデザインをしていきたいと思います。
参考元:
広がる色のユニバーサルデザイン、色覚の多様性に配慮した見やすい色使いが身に付く『色彩検定UC級』
https://www.mdn.co.jp/special/aft/201904/index.html