『しくじり家族』を読んだ後の今の心境
こんばんは!!
今日もお疲れ様です。
この2日間で読み終えた本『しくじり家族』について、今の私の心境を簡単に書いていこうと思います。この本の著者は五十嵐大さん、1週間ほど前に観に行った映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の主人公です。
「おわりに」の部分にあった次の文章に、自分の経験を思い出し、胸が締めつけられるような想いでいます。
“ふつうではない“家族のこと、自分のことを否定するのも肯定するのも、自分次第。だったらぼくは、肯定したい。(中略) あの頃のぼく自身を認めてあげられるのは、誰でもないぼくなのだから。
この文章を読んで、私は、決して普通とは言えなかった家族や親せきなどのいる環境に身を置いていた自分のことを、全面的に肯定できるのだろうか。肯定したい気持ちもありつつ、反発している自分もいて、少し息苦しい気持ちになっています。
そして、「いざ書き出そうとすると、記憶の蓋をこじ開け、一つひとつの想い出をさらう行為は想像以上にしんどかった。」という五十嵐大さんの文章に、大きく頷く自分がいました。
ぐちゃぐちゃになっている自分の気持ちをどうにか整理したくて、これまで何度か過去の記憶を手繰り寄せて文章にしたことがありますが、途中でしんどくなり続けられなくなって、途中でやめてしまいました。
過去の想い出の中での”ふつうではない”家族のこと、自分のこと…記憶の蓋を一つ一つこじ開けていった先に、どんな景色が見られるのだろうか。また、その景色の中で、全てを肯定的に受け止めている自分の姿はあるのだろうか。
先週の映画に引き続き、この本『しくじり家族』と出会ったことに何かしら意味があるのでしょう。「希望」という言葉さえも浮かんできています。
このことを記事するのは、かなり勇気の要ることでしたが、何とかここまで文章にすることができて、少しホッとしている自分がいます。
少しずつ、ゆっくり、自分と丁寧に向き合うことで、記憶の蓋を開けていく作業もスムーズになり、きっとその先には、より自由な心で、のびのびとしなやかに生きる自分がいると信じて前に進もう、そんな気持ちになれた、映画や本との出会いに、改めて心から感謝します。
今日も、最後まで読んでくださり、ありがとうございました🌈
ステキな日々に心から感謝🌷