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🦉耳憑夜~帝都阿呆船~⚓
最高の一夜が、終わってしまったよ……
2023年7月2日。待ちに待ったこの日。
ストロベリーソングオーケストラ時代にも大変お世話になったカメラマンしんちゃん(Shinsuke Kawakitaさん)が今回もたくさん素敵な写真を撮ってくださったので、貼りながら思い出を綴っていこうと思います。
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瀉葬文幻庫のお二人から耳憑夜出演のお誘いをいただいたのは年明けのこと。そこから約半年、2023年はこの日のためにあった。ほんとうに。
寺山修司作品を読み返しまくり、寺山好きになったきっかけである「寺山修司少女詩集」、なかでも海に関する詩がすごく好きなので、原点に立ち返る気持ちで「海のリボン」を選びました。
作品の冒頭に恐れ多くも文章を付け足して…ある男(寺山)に海の起源について語りかけられた作家が、もっとたくさんの「海」をみるためにふしあわせな物語を書き始める…という風に仕立て、物語の中では美しい黄色いリボンに魅せられた者が次々に「ふしあわせ」になっていくのだが、作家自身もまた「ふしあわせになる黄色いリボン」を解いてしまっていたのであり、帰る港を失った作家は自らを箱に封じ、海に流すのだった…。
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すごくかっこよく撮ってくれてる~。どのシーンも実際は一瞬なのに、こんな風に残してもらえてうれしい~~~。永遠になりました。
当日、私がトップバッターで、つぎが松原タニシさん。第一回の耳憑夜でもご一緒し、その頃から「恐い間取り」拝読していて大好きだったので、今回のお話も楽しみにしていた。土の話が興味深すぎて…詳しくは新刊「恐い食べ物」をお読みください!
恐縮なことに頂いたので楽しく拝読中なんですが、食べ物を入り口にした怖い話って初めてだし、様々な角度から冷静に考察しているのがとても面白い。また読み終わったら感想かきます。
恐い食べ物|二見書房 (futami.co.jp)
次は昭和精吾事務所さん。あの言葉の洪水を生で浴びるの初めてなんです。感動して…実はちょっと涙目でした。
豪華演目がふたつあって、まずは代表のこもだまりさん、副代表のイッキさんによる「李庚順」。こもださん演じる母親が美しくも執拗に立ち現われる様。真っ白い巻物を繰る表現と語りのみで、椅子に座ったまま、こんなにも胸に迫ってくるのかと痺れた…。イッキさん演じる李庚順は、抑えられた表情の中の苦悩に胸が詰まる。静まり返った家から出て桟橋を眺めるまでの情景が目で見るよりも鮮明に浮かんできた。
続いてイッキさんによる「アメリカよ」では、まさに時速100キロで走っている言葉のエネルギーを感じた。なんであんなに迸るんだろう?ジェットコースターより愉しい体験。
もう本当に凄かった…今回来られなかった方にも絶対目劇してほしい!私は昭和精吾さん自身のパフォーマンスは生で見ることができなかったのですが、座長は「昭和さんの姿が重なって見えた」と言ってはった。それって…物凄いことだ!
7/7~8/6に映像作品の配信があるそうです。私も楽しみにしています♪
7/7配信開始)映像「糸地獄抄」2023 〜リオフェス参加作品 / 昭和精吾事務所 (showaseigo.com)
そして主宰の瀉葬文幻庫「異ートミノの地獄」。毎度吃驚するプロジェクターとのシンクロ率が美しい。AI、いや「影遭」と絡めた展開の意外さ、そして言葉選びの巧みさにどきどきした。原作はあれど毎回瀉葬文幻庫にしかできないカラーの物語になっているのがさすがすぎる。
座長の語りの安定はもちろんやけど、里沙羅氏がめっちゃ歌うし台詞も沢山あって驚いた(第一回耳憑夜のイメージのままだったので)。低音が心地良くのびてかっこいい声だった!ストロベリーソングオーケストラで何年も共に過ごしたお二人だけど、まだまだ私の知らない引き出しがたくさんある~。
特に好きで何度でも観たかったのは親子の掛け合いシーン。あの時の二人のからくり人形のような雰囲気すごく好き。母や若者など座長の聞いたことがない声色もあり、盛り上がる曲もたくさんあり、第一回耳憑夜よりどんどんかっこよくなっていってる二人を感じ、客席後方の暗がりでたまらなくニタニタしてしまった。
ストロベリーソングオーケストラ (dokudenpasha.com)
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こんなに素敵な共演者さんとともに直接お客様の前に立てて、本当に光栄です。主宰の瀉葬文幻庫のお二人、共演者様、スタッフ様、池袋手刀様、そして何よりもお客様!心からありがとうございました。終演後久しぶりにお話できた方、差し入れまでくださった方もいて感激したし、Twitterでの感想もとても嬉しいよ~。ありがとうございます。
さて半年間楽しみにしていた一夜がこのように過ぎ去り、乃木ナツミは再び夢想ハウス.にこにこにて「やっていこう」と思っている次第です🔥どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
次回、7/21(金)21:00~SHOWROOM「夢想ハウス.にこにこ」にて
室生犀星「蛾」を読みます。季節ドンピシャの冷たくなるお話です。やはり夏はこうでなくっちゃね!
乾杯後は7/2の話も(こんだけ書いたけどまだ書いてない話もあるんよ)したいと思いますので是非覗いてみてね~。
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