ドライアイの原因や対処法解説します(その1)
みなさんこんばんは。
今stay homeでパソコンやテレビと向き合っている時間が長くなってい方も多いのではないでしょうか?
そういう僕も最近パソコン作業の時間が長く、眼がしょぼしょぼしております。
ドライアイという言葉は皆さん聞いたことあると思いますが、この疾患、時代とともにその概念がだいぶ変わってきました。
ドライアイとは?
以前は涙の量が少ないために角膜が荒れることだとされてきましたが、最近ではこれに涙の質の低下、眼の表面の炎症、まぶたの油を分泌する機能の低下、精神的な影響などが関わっていることがわかってきました。
皆さん次のような症状はありませんか?参天製薬が出しているチェックシートです。5つ以上あてはまるとドライアイの可能性があります。
上記のようにドライアイは様々な症状を呈します。
このような症状に当てはまる場合、検査としてはフルオレセインという色素で角膜を染め表面の状態を観察したり、目を開きまばたきをやめ涙が角膜から蒸発するまでの時間を計ります。涙液層破壊時間(Break Up Time ; BUT)と呼びます。
この時間が5秒以下だと異常とされます。
角膜の表面で涙が均一に覆っていないと不快に感じたり、かすんで見えたりします。またまばたきした時に摩擦が増えたり角膜や結膜の炎症を起こしたりで上記のような多彩な症状を引き起こします。
ドライアイを悪化させる要因とは?
近年パソコンやスマホの普及によってドライアイとされるかたが増えています。
長時間、画面を見続けることでまばたきが少なくなり涙の分泌が減り角膜の表面で涙の乾燥した状態が続きます。画面から出る紫外線やブルーライトにより目の表面で炎症を起こしたりします。
またからだを動かさないことによるストレスや、首肩の筋肉の硬直によって血流が悪くなり自律神経失調のような状態を引き起こします。
睡眠不足もドライアイを悪化させます。
これは夜間涙の量が少なくなること、人工的な光での作業は目に負担となること、十分な睡眠がとれていないと自律神経や体のバランスを担うホルモンに悪い影響をあたえてしまうからです。
職場などでのエアコンの風も悪化の原因となります。
洗濯物が風のある日はよく乾くように、目にも風が当たると涙が乾きやすくなります。
まぶたにはマイボム腺といってムチンとよばれる油分を分泌する器官があります。これが機能不全を起こすとドライアイが悪化することがあります。
加齢や偏った食生活、生活習慣、目をこするなどの不潔行為、アレルギーなどにより引き起こされます。
特殊なものとしてシェーグレン症候群という唾液腺や涙腺に障害をきたす疾患ではドライアイが重症化することが多いです。
その2その3ではドライアイを改善するために自分でもできる方法、様々な点眼の役割、改善に役立つツールなどをご紹介します。
よろしければサポートお願いします。